ロードバイク旅

【輪旅】東京から甲府までロードバイクで笹子峠を越えてきた(ルート付き)

東京から甲府までサイクリングできるかな?20号線はどんな感じかな?

東京から甲府までサイクリングを検討している方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

東京-甲府サイクリングの様子

※尾根幹線道路-津久井湖経由ルート

実際に東京から甲府までサイクリングした経験をベースに書いています。

  • 実走時に利用したルート(Google Map)
  • 各所の様子

についてまとめました。

各地で苦戦したポイントや注意点なども残しました。

アクセス方法や交通機関についてまとめたリンクも併せてご活用ください。

東京 甲府 ルート

先日、SNSを眺めていると「サッカー観戦」×「ロードバイク」を楽しんでいる方を見かけました。

なぜ今までこの最高の組み合わせに気が付かなかったのか、、、

早速、サッカーの試合日程を確認し「ヴァンフォーレ甲府」の試合にターゲットを定めます。

東京都心から西へ進むと多摩川サイクリングロードにぶつかるので起点を「是政橋」にしました。

(前回「東京オリンピックコース」をトレースした時を思い出しながら走るのも悪くないなと)

相模湖から甲府までは20号線で西へ100kmくらい向かえば辿り着けそうでした。

道幅が狭く、大型車がビュンビュン通り抜けると悪名高い「新笹子トンネル」は使わず「笹子峠」を上って迂回するルートにしました。

途中「猿橋」や「勝沼」などを経由し「甲斐善光寺」「武田神社」を観光するルートにしました。

以下、是政橋から甲府までの実走記録となります。

項目 詳細
総距離 130.9 km
獲得標高 1,741 m
難易度
満足度

以下、旅の様子となります。

東京 甲府 尾根幹線道路

まだまだ残暑が厳しい季節だったので「3:00」に家を出発し、是政橋まで駆け抜けました。

あまりにも真っ暗で景色が何も見えない中、愛車のライトの灯りを頼りにひたすら西へ進みます。

(以前、車載動画撮影をした尾根幹線道路の様子を貼り付けておきます。)

まだまだ体力は残っており、尾根幹線道路のアップダウンも無難にこなせました。

尾根幹線道路を抜け、橋本駅周辺までくると「神奈川県」との県境を通過しました。

413号線を進み「津久井湖」の入口付近までやってきました。

まだ時刻は「4:30」過ぎだったので辺りは真っ暗でした。

せっかく津久井湖経由のルートにしたのに何も見えない、、、

この辺りからアップダウンが厳しくなってきたので作戦「いのちを大事に」で進みます。

「道志の道」への分岐点を直進し、相模湖を目指します。

東京 甲府 相模湖

「相模湖プレジャーフォレスト」の前に到着しました。

「5:00」過ぎに相模川にかかる橋を通過したところで少し明るくなってきました。

ここに来てやっと最初の愛車写真をパシャリ。

辺りは静寂に包まれており心が落ち着きました。

坂を登ると「相模湖駅前」の交差点に到着したのでしばし休憩しました。

ここから長い長い「20号線」の旅が始まります。

「相模湖インター入口」付近で日が出てきて相模湖が綺麗でした。

近くに釣り人用のボートがあり、数組の利用者が車で仕掛けの準備をしていました。

思わずここでも一枚撮ってしまいました。

この先は20号線沿いを走る「JR中央線」の駅をチェックポイントにひたすら進みます。

藤野駅を通過し、20号線を一時離脱し下り坂を降りるとお隣の「上野原駅」に到着しました。

乗換の陸橋と駅の入口が一体になっている不思議な駅でした。

南口の方が正規の入口らしく栄えていました。(自転車のルートもこちらが正解でした)

すっかり日も上ったので周囲の景色がだいぶ楽しめるようになりました。

この次は観光スポットが待っているのでちょうど良いタイミングでした。

東京 甲府 猿橋

四方津駅、梁川駅、鳥沢駅を抜け、目的地周辺に到着します。

「猿橋」は日本三奇橋の1つで歌川広重の「甲陽猿橋之図」にも描かれている橋です。

桂川にかかっている猿橋は完全に観光用となっていました。

「渓谷を猿が弓のように連なって橋をつくり渡っていた様子をヒントにした」とかなんとか。

20号線沿いの数少ない観光スポットだったのでしっかりと見れて良かったです。

その後、猿橋駅と大槻駅を抜け、初狩駅付近にあるローソンで長めの休憩を取りました。

エナジーを補給して、この先に始まる20号線の本格的な上り坂に備えました。

ローソンのおじさんに「頑張って!」と声をかけていただき元気がでました。

東京 甲府 笹子峠

東京から甲府へ行く際の最大の難所は「笹子峠」です。

なるべく笹子峠まで体力を温存しようと考えていたのですが甘い考えでした、、、

地味にこの辺りから7−8%程の上り坂が続き体力を削られました。

また、平日にも関わらず夜が明けてから交通量も増えトラックが結構往来し始めました。

道幅も「道志の道」と比較すると狭くメンタルも削られながら笹子峠の分岐点に到着します。

気温もだいぶ上がってきて体力も減っていましたが作戦「いのちを大事に」は変えません。

「新笹子トンネル」の誘惑に負けず、迷わず「笹子峠」の方向へ進みました。

調査不足でしたがどうやら「矢立の杉」という観光スポットがあるようです。

峠の入口でエナジーを補給していざ笹子峠へ挑戦です。

峠の入口は「お遍路」で幾度となく見かけたような田舎道でした。

闇に飲み込まれそうな山道に飛び込んでいきます。

中は杉並木となっており、かなり涼しかったです。

木漏れ日が気持ちよくダラダラと続く上り坂から意識を遠ざけてくれました。

ガードレールが途切れずにある分「お遍路」の山道より安心でした。

立派な杉並木ですが花粉の季節に来たら、即花粉症になりそうな量でした。

峠の入口から4kmほど進むと「矢立の杉」の大看板が出てきました。

予定にはありませんでしたが「この先100m」の看板に負け、立ち寄ってみることにしました。

山道にしては舗装されていましたが「SPD-SLシューズ」で歩く道じゃなかったです。

山道を下ると立派な碑が建っていました。

戦国時代に武士が「杉に矢を射立て戦勝を祈願した」ことから「矢立の杉」となったそうです。

振り返ると樹齢1000年とも言われる立派な杉が立っていました。

葛飾北斎や歌川広重などの絵にも描かれており「県天然記念物」にも指定されています。甲斐国誌や甲斐叢記などの古書にも記されており、古くから有名な杉となります。

調べると立派な杉だったことが分かりました。

パワースポットでエネルギーを充電して先へ進みます。

「矢立の杉」からはグネグネと曲がる山道を進んでいきます。

思わぬ観光スポットを楽しんで気が抜けたのか「笹子隧道」までは長く感じました。

ここからは市街地までひたすら下って行きます。

東京 甲府 勝沼

「笹子隧道」の下り坂は「落石あり、折木あり、落ち葉あり」のスリル満点の道でした。

腰引けまくり、ブレーキに指かかりっぱなしで肩こりました。

やっとこさ「甲斐大和駅」の周辺まで下りてきました。

久しぶりに「中央道」と交差して下界に下りてきたと実感します。

この先は20号線に再合流し、かなり高速でダウンヒルを満喫できました。

そのまま20号線を進むのが最短なのですが「田中勝沼線」に入るために脇道に入りました。

奥に山梨の美しい山々が見えてきました。

左右に葡萄園や梨園が並んでいる街道で通っているだけで楽しい道でした。

今度は家族で果物狩りをしに再訪したいと思うエリアでした。

あっという間に勝沼を抜け、笛吹川にぶつかりました。

ここからは平坦な道を進むだけなので観光スポットが楽しみになってきました。

東京 甲府 武田信玄

途中、石和温泉の脇を抜け「武田信玄ゆかりの地」を目指します。

石和温泉はバブルの頃に流行っていたけど、かなり寂れてしまった温泉街といった感じでした。

酒折駅を抜け、武田信玄ゆかりの「甲斐善光寺」に到着しました。

広い駐車場があり、端っこにロードバイクを立てかけられる壁もあったので駐輪します。

国の重要文化財にもなっている「金堂」は青空の背景に朱色が映えて美しかったです。

その後、地味にきつい上り坂を2km程上り「武田神社」へも訪問しました。

参道の鳥居から振り返ると甲府市内へ続く一本道が壮観でした。

以下、それぞれ訪問した際の様子をまとめたので興味のある方は併せてご覧ください。

武田信玄巡り
【歩旅】甲府駅周辺で「武田信玄ゆかりの地」巡りをしてきた(武田神社、甲斐善光寺)

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今回の東京甲府旅の目的地「甲府駅」へと向かいます。

東京 甲府

「11:30」頃に目的地「甲府駅」に到着しました。

予定していた観光スポットに加え、途中で気になったところにも立ち寄る時間もありました。早朝出発にして大正解でした。

宿泊ホテルに愛車を預け、無事にサッカーの試合開始時間にも間に合いました。

以下にスタジアムの様子はまとめました。

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山梨の山々が美しいスタジアムだったのでぜひ機会があれば訪問してみてください。

東京 甲府 まとめ

東京から甲府までサイクリングした様子についてまとめてきました。

  • 東京甲府サイクリングの難所は「笹子峠」
  • 東京甲府サイクリングで利用する20号線は大型車の交通量が多め
  • 東京甲府サイクリングの「田中勝沼線」は果物園通りでオススメ

これからも関東圏のスタジアムを中心にチャレンジを続けていきたいと思います。

皆さんの旅の参考になれば幸いです。

 

 

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