
お遍路の行く時期を検討している方へ向けた記事となります。
この記事でわかること
「お遍路」を満喫するベストシーズン
過去、四国お遍路を巡礼した際の経験をベースに記事を書いています。
- 春のお遍路のメリット・デメリット
- 秋のお遍路のメリット・デメリット
を中心にまとめました。
実際に体験した気候や様子を交えて説明します。
お遍路 季節
お遍路では「季節」を感じることができます。
四国には自然がたくさんあるので、折角ならベストシーズンに訪れたいですよね。

そう思う方もいらっしゃると思います。

実際に巡礼すると、
- 100km近く日陰がないロード
- 誰ともすれ違わない数キロにわたる登山道
- 急勾配の下り坂や階段
など「季節」によっては地獄と化す区間もあります。
事前に「四国の四季」の様子を押さえて快適な旅にしてください。
お遍路 春
お遍路の札所(お寺)は山の上に多くあります。

4月下旬にお遍路へ行った際の様子です。

四国の山の生命力を感じるには一番いい季節かも知れません。
お遍路 ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークは四国も人が増えます。
「カレンダー通りの休み」でお遍路に行こうとすると、
他の観光地同様「四国までの移動手段の確保」の難易度が高いです
関東から四国に行く場合は「2~3ヶ月前」に移動手段の予約をした方が安全です。
自転車お遍路の場合の移動手段ですが参考までに。
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【東京発】自転車旅で四国へ行く場合の移動手段(陸海空の全てを解説)
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四国に到着した後も場所によっては混み合います。

「山間部の札所(お寺)」や「郊外の宿」はそこまで影響はありませんでしたが、

「ゴールデンウィーク期間中」しかまとまったお休みが取れない方も多いと思います。
特に「松山」「今治」「高松」「高知」「徳島」などの都市部は注意して、
「ゴールデンウィークの混雑」を見越したスケジュール
をしておくと、期間中もゆとりを持って旅を楽しめると思います。
お遍路 夏
夏の四国は暑いです。
高知の四万十は夏になると「日本最高気温」を埼玉の熊谷と競った事があるくらい暑いです。


特に「日陰のない長いロード区間」は命に関わるので避けた方がベターです。
四国には「しまなみ海道」「桂浜」「柏島」「鳴門の渦潮」など海沿いの観光地があります。
海沿いの観光地近くの札所(お寺)を巡る
が「四国」も「お遍路」も楽しめると思います。
お遍路 秋
秋の四国は「紅葉」が楽しめます。

お遍路を9月に巡礼した際は「気温が20度前後」で快適でした。
ゴールデンウィーク前後と比較すると宿の予約もスムーズでした。
お遍路 冬
四国の冬は雪が降るほど寒いです。

特にお遍路を年末年始、1月、2月に検討している方は注意が必要です
「国土交通省 四国地方整備局 道路部」が四国各地のライブカメラの様子を提供しています。
「国土交通省 四国地方整備局 道路部」のライブカメラはこちら>>

平地の観光地近くの札所(お寺)を区切り打ちするのが安全だと思います。
お遍路 ベストシーズン
ここまで四国の四季についてみてきました。
- 夏は灼熱地獄区間があるので満喫はできない
- 冬は積雪による閉山区間もあるので満喫できない
ということを鑑みると、
- 春(ゴールデンウィーク前後に少しずらせるとベター)
- 秋(シルバーウィークから紅葉の綺麗な10月頃の時期に行けるとベター)
がベストシーズンとなってきます。

「お休みの取りやすさ」や「新緑と紅葉どっちがみたいか」などで決めてもいいと思います。
まとめ
ここまで「お遍路」を満喫するベストシーズンについて考察してきました。
ポイント
- 「春」は新緑を楽しみたい人にはベストシーズン
- 「ゴールデンウィーク」はできれば避けて前後に少し日程をずらせるとベター
- 「秋」は紅葉を楽しみたい人にはベストシーズン
- 「夏」は酷暑区間があるので「海沿いの札所(お寺)を巡る」
- 「冬」は閉山区間があるので「平地の札所(お寺)を巡る」
ぜひご自身のスケジュールとてらしあわせて、四国の自然もお遍路も満喫してください。
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お遍路のイロハ(初心者向けに巡礼方法・持ち物・期間・予算を徹底解説)
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