お遍路

【お遍路】香川でお遍路を結願するために「大窪寺」まで自転車で行ってきた(79番〜88番)

サイクリングで香川のお遍路札所を巡り「大窪寺」で結願してきました。

香川のお遍路やサイクリングに興味のある方ヘ向けたブログです。

実際にお遍路を自転車で巡礼した経験をベースに書いています。

  • 実走ルート(Google map)
  • 道中の様子を描いたブログ

を残しましたので、ぜひご利用ください。

では、今回のルートから説明していきます。

香川 お遍路 ルート

宇多津駅をから、香川のお遍路札所を巡り、88番札所「大窪寺」を目指すルートです。

お遍路をしつつ、五色台ヒルクライムでは、丘の上の景色を堪能できます。

また、八栗ロープウェイも利用するので観光ライドとしても楽しめます。

お遍路さん、サイクリングの参考になれば幸いです。

項目 詳細
総距離 139.00 km
獲得標高(のぼり/くだり) 1,721 m / 1,714 m
消費カロリー 2,370 kcal
難易度
満足度

以下、旅の様子となります。

香川 お遍路 79番

昨晩は宇多津駅前にある「ホテルアネシス瀬戸大橋」にお世話になった。

納経時間に合わせ、早朝にホテルを出発して札所へ向かう。

坂出市内にある79番札所天皇寺に到着。

神社併設型の変わった札所で、札所名の通り天皇とも所縁が深い。

保元の乱で崇徳上皇が香川に流刑となり、二条天皇が鎮魂のために崇徳天皇社を建立したの起源。

その後、神仏分離令によって現在の「天皇寺」となったそうだ。

全国に三箇所しかないとされる「脇鳥居」が左右にある鳥居も見所だった。

世界各地を旅行してきたが「違う神様が共存する」光景はあまり見たことがない。

朝一のお寺は人も少なく、静かで心が落ち着く。

残す札所も「あと9ヶ寺」となり、結願までのカウントダウンが始まった。

香川 お遍路 80番

高松市に入り、80番札所國分寺に到着。

四国各県に存在する「国分寺」も遂に最後だ。

参道脇には松が植えられており、立派な佇まいの境内。

朝一の納経所は大体こんな感じで誰もいない場合が多い。

呼び鈴がない場合、今までの経験上待っていても誰かが来ることはまずない。

朝一でためらわれたが納経所の方をお呼びすることにした。

すいません!お願いします!
納経かい?

後ろからおじいさんにかけられ、事情を話すと納経所の方を一緒に呼んでくれた。

「お待たせ」と小走りで納経所へ入ってくるおばさん。

達筆な御朱印をいただき、感謝を伝えて納経所を後にする。

駐輪場へ戻る途中に「七福神様」が並んでいた。

旅の安全を祈り、次の札所へ向かう。

香川 お遍路 五色台

次の81番札所白峰寺へは瀬戸内海を一望できる「五色台」を登っていく。

四国各地の色んな山道を登ってきたなぁ、、、

しみじみとお遍路の行程を思い出す。

二週間前までは「寺巡り」が「山登り」になるとは全く想像もしていなかった。

そもそも意識して「お寺」に参拝しに行ったことすら無かった。

やはり百聞は一見に如かず、で実際にその土地に行ってみないとわからないことは多い。

五色台は曲がりくねった山道で傾斜は緩くなっており、のんびりと登れた。

いい天気だったので、遠くに瀬戸大橋が見えた。

こんなご褒美があるヒルクライムは報われる。

香川 お遍路 81番

81番札所白峰寺に到着。

朝一で参拝した「天皇寺」と同様、崇徳天皇と所縁のある札所だ。

山門は「堀重門」と言われる門の左右に堀を連ねた珍しい門だそうだ。

境内を進むと再び山門が出て来て、この先は納経所だった。

案内看板の方へ向かうと長い階段が出現。

一体、お遍路道中で何段の階段を登ったのだろうか。

階段の上にある本堂、大師堂で納経を納める。

次の札所へは五色台を更に登って行かなければならない。

白峰パークセンター」は休憩所と展望台があるようだったが開いていなかった。

82番札所根香寺までは登っては下るアップダウンが続く道だった。

残る札所は「あと7ヶ寺」だ。

香川 お遍路 82番

82番札所根香寺に到着。

五色台の奥深くにあり、とても緑が深い札所だ。

地元の観光スポットになっているようで多くの観光客の方が写真撮影をしていた。

今日も5月だというのに夏日になるそうだ。

ただ、根香寺の参道は緑が日差しを遮ってくれるので気持ちの良い涼しさだった。

案内看板を頼りに本堂へ進む。

回廊をぐるっとまわった先が本堂となっている変わった形となっていた。

本堂の前は春なのに紅葉していた。

きっと秋に来るともっと奇麗なのだろう。

納経を終え、駐輪場へ戻る。

次の83番札所は道が複雑で歩き遍路泣かせの為「迷宮一宮寺」と呼ばれるとか。

道に迷うのは嫌なので、一般道回避して少し遠回りでもわかりやすい道へ。

川沿いの道で向かう。

香川 お遍路 83番

83番札所一宮寺に到着。

川沿いの道を選択したのが功を奏し、迷うことなく辿り着けました。

ただ、境内は住宅等の建物に囲まれており、目立たないので迷うのも頷けました。

境内はコンパクトにまとまっており、多くの人が行き交っていた。

残る札所は「あと5ヶ寺」だ。

香川 お遍路 屋島寺

83番札所屋島寺は標高293mにあるので参道を登る必要がある。

参道の手前にある坂は勾配が21%もあった。

途中で車道が途切れており、階段となった為、歩きに切り替える。

階段の入口に「お接待杖」を発見。

横峰寺で「お接待杖」に気が付かず後悔していたので迷わず手に取る。

横峰寺の登山は本当に辛くて「杖があれば」と何度も思った。

カブトムシが取れそうな雑木林の参道を杖をつきながら登っていく。

この屋島寺への参道、行けども行けどもなかなか山頂につかない。

心配になって携帯で現在地を確認していると下ってくるお遍路さんに話しかけられた。

逆打ち歩きお遍路さんでこの道は札所へちゃんと続いているとのこと。

登山の次の札所はケーブルカーだな!楽しんで!

結局、片道約30分参道を登ってやっと山頂に着いた。

聞いてないよ、こんなに登るなんて。

香川 お遍路 84番

84番札所屋島寺に到着。

「お接待杖」は効果があったものの、想定外の登山道で完全に身も心ももって逝かれた。

別のアプローチで車道が整備されていたらしく、駐車場から多くの観光客の人達が来訪していた。

納経を終え、再び参道を下っていく。

お接待杖を元の場所に戻して、再び自転車に跨る。

香川 お遍路 八栗ケーブルカー

85番札所八栗寺へは参道の歩くかケーブルカーで向かうかの二択。

せっかくなのでケーブルカーに乗ってみた。

かわいいデザインのケーブルカーで五剣山の中腹にある八栗寺へ向かう。

ケーブルカーに乗るのは小さい頃に箱根で乗って以来なのでテンションが上がる。

一番前の席に座りたかったが、カップルの方が一足先に乗車した。

途中で下りのケーブルカーとすれ違う。

あっという間に山頂駅に到着した。

ここから札所までは約徒歩4分かかる。

香川 お遍路 85番

85番札所八栗寺に到着。

弘法大師が唐の修行前に八本の栗を植え、帰国時に成長を見て「八栗寺」と命名したそうだ。

五剣山の岩肌をバックに従える本堂は迫力を感じた。

帰りは「赤いケーブルカー」で麓に降りてきた。

残る札所は「ラスト3ヶ寺」だ。

香川 お遍路 86番

86番札所志度寺に到着。

香川県で最古の札所で周囲は閑静な住宅街に囲まれている。

681年に藤原鎌足の子、藤原不比等が「死渡道場」を作ったのが起源だそうだ。

他の人がいる中でも恥ずかしがらずに読経ができるようになってきた。

だいぶお遍路さんらしくなってきたかな?

参拝方法も慣れてきて、そんな感覚が生まれ始めていた。

思えば全くのゼロからのスタートだった。

初日に宿泊した安楽寺や他のお遍路さんを見様見真似して、ここまでやってきた。

本当は予備知識があった方がもっと境内の歴史とかが理解できて楽しかったのだろう。

でも、まぁ旅の中で段々と知識が増えていくのも悪くないとお遍路を通して思えた。

結願が近づいてきて、少しおセンチな気持ちになりつつ、次の札所へ向かう。

道中「オレンジタウン駅」という見慣れないカタカナ駅の看板が出現。

「みかん(オレンジ)」といえば「愛媛」のイメージだけど、四国では香川なのかな。

後で調べるとJR四国グループが進める都市開発で出来た駅のようだった。

香川 お遍路 87番

87番札所長尾寺に到着。

源義経の側室だった静御前が出家したお寺として有名な札所だそうだ。

本堂、大師堂とこの二週間で学んできた作法を思い出しながら読経する。

遂に残す札所は「あと一つ」となった。

香川 お遍路 3号線

88番札所大窪寺へは3号線の緩い坂を登っていく必要がある。

この道が曲者で「車道幅が狭い」+「大型トラックが頻繁に通行」という悪条件の道だった。

仕方がないので歩道に逃げても横は目が眩むような崖の道が続く。

途中で3号線を迂回し、旧道へ逃げ込む。

11日分の蓄積疲労も相まって、もう足はヘロヘロになっていた。

最後の力を振り絞り、大窪寺を目指す。

香川 お遍路 88番

最終目的地、88番札所大窪寺に到着。

やったぁあああぁぁぁぁあぁぁあああああーーーーー!!!!

四国四県を巡り、いくつもの秘境を乗り越え、遂に「結願の地」へとやってきた。

色んな思いを胸に最後の参拝。

納経を終え、最後の御朱印をもらいに納経所へ向かう。

納経所の脇の張り紙を読むと結願証明書」なるものがあるとのこと。

大窪寺限定で専用紙に日付、指名が入って「3,000円」だった。

香川 お遍路 高松

結願したので3号線を戻り、高松駅に到着。

既に新幹線の終電は終わっていたので、明日朝一番で帰京する事に。

四国で最後の一泊は「高松ターミナルホテル」に宿泊した。

ホテルと駅は目と鼻の先の距離なので輪行準備して、部屋に相棒を持ち込む。

旅のお供をした道具を一個一個確認していると靴が完全に壊れていた。

二週間に及ぶ「階段」と「登山」でクリートのネジが吹き飛んでいた。

流石に「クリートのスペア」は持ってきてなかったな。

出発前にSPDペダルに交換しておいて本当に良かった。

家に帰ったら、クリート交換してあげよう。

次の日の早朝、高松駅で岡山行きのマリンライナーを待つ。

誰もいない車内。

輪行袋を固定している時に「もう札所に向かわなくていい」と実感する。

マリンライナーの車窓からは瀬戸内海沿いの道が見えた。

こうして、長い長い四国の旅も終わったのであった。

色んな場所で、階段登って、登山して、色んな人に助けていただいて。

また新しい自分に出会えた旅でした。

皆さんも機会があればぜひ四国を訪れてみてください。

 

しばらくは自転車に跨るのも嫌だけどw

 

 

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