お遍路

【必見】お遍路を自転車で快適に巡礼する為の情報を徹底公開(お遍路満願者が振り返り)

お遍路を自転車で巡礼しようと思っているんだけど、何をどうしたらいいかな?

お遍路を自転車で巡礼しようと検討している方へ向けた記事になります。

この記事でわかること

お遍路を自転車で快適に巡礼する為の情報

実際に自転車でお遍路(約1,300km)を通し打ちした経験をベースに書いています。

  • お遍路 自転車 概要
  • お遍路 自転車 選び方
  • お遍路 自転車 装備
  • お遍路 自転車 ルート

についてまとめました。

より快適に安全に自転車旅を楽しんでいただけたら幸いです。

お遍路 自転車 概要

お遍路を自転車で巡礼するとどういう感じかな?

縁がないと四国の道路の状態や札所(お寺)の参道を把握するのは難しいですよね。

実際にお遍路を自転車で通し打ちした時のスタッツを振り返ってみました。

難易度 距離 獲得標高
徳島県 224.56 km 3,645 m
高知県 494.19 km 9,122 m
愛媛県 424.21 km 7,885 m
香川県 179.08 km 2,506 m
合計 - 1,322.04km 23,158 m

こんな感じです。

  • 総距離:約1,300km ※東京〜大阪阪間を直線距離で約3.3往復
  • 獲得標高:23,158m ※エベレスト約2.6個分

(参考:国土交通省 都道府県庁間の距離

行程のポイントもまとめてみました。

  • 「1日100kmを目安」二週間弱の旅になる(通し打ちの場合)
  • 「路面」は一部の参道を除いて「舗装されたロード」でルートは繋がる
  • 「坂道」の最大勾配は21% ※道中標識で確認できた範囲の最大
特に難所となるのは各県の「山の上にある札所」と「日陰の無い区間」です。

上記を考慮して、自転車と装備について説明していきたいと思います。

お遍路 自転車 選び方

過去に春と秋にお遍路に行った際の経験を振り返りながら説明していきます。

まず、決め手がない場合は「自分の好きな自転車」で行けば満足度は上がります。

初お遍路の際は「四国の道路情報」が全く無かったので決め手がありませんでした。

フレームの色が白でお遍路にピッタリだし、こいつに決めた!

という理由で「エントリーモデルのアルミのロードバイク(約11kg弱)」に決めました。

ネット通販大手でもバンバン売ってるエントリーモデルのロードバイクです。

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車体は重いですし、ギアも11−25Tだったので坂は本当にきつかったです。でも、最終的にこの自転車で結願できて大満足でした!

途中で輪行を使う手もありますし、意外と何とかなります。

そうは言っても不安だな、、、どんな自転車が最適なのかな?

お遍路を快適に楽しみたいと思う方が大半だと思います。

実際、初お遍路の際は満足度は高かったものの、道中こんなことを思っていました。

情報があれば、自転車も装備ももっと快適だったのに、、、

お遍路序盤に100回以上は思い、最後は声に出てました。

その反省を生かし、2回目のお遍路では初回の経験をベースに自転車と装備を再検討しました。

おさえるべきポイントはこちら。

  • 「1日100kmを目安」を二週間弱続けても体へのダメージが少ない
  • 「舗装されたロード」に対応できればOK
  • 「最大勾配21%」の坂道にも対応できる

関東から出発する場合は「四国への移動」も考慮し「車体の強度」も欲しいところです。

言い換えるとこうなります。

  • 「ロングライド」に適している
  • 「未舗装路(砂利道)」には対応しなくてOK
  • 「車体重量」が軽く「ギア比」も30-32Tくらいまであれば嬉しい
  • 「車体強度」はなるべく強い方が長距離輪行を考慮するとベター

上記をおさえて、私が検討した車種のメリット・デメリットがこちら。

車種 評価 メモ
ロードバイク(カーボン) 長距離輪行での「強度」の不安以外は最適だし、普通に欲しい。
ロードバイク(アルミ) 平地巡行性、登坂性でカーボンに性能は劣るが「強度」の面で安心できる。
ロードバイク(クロモリ) 「強度」での安心感はあるが、登坂性を考慮すると自分の脚が足りない。
グラベルロードバイク 今回のルート路面を考慮すると他のロードバイク車種の方が適している。
ランドナー 旅のスタイル(キャンプ無し)、登坂性を考慮すると今回は最適ではない。
マウンテンバイク 今回のルート路面を考慮すると平地巡行性、登坂性で最適ではない。

お金が湯水のようにあれば「ロードバイク(カーボン)」の一択でした。

最終的にはお財布とも相談して「軽量モデルのアルミのロードバイク(約8kg弱)」に決めました!

スペックの参考までにリンクを載せておきます。

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結果、初お遍路に比べて快適さが段違いにアップしました!

予算の関係もあるので参考情報にはなりますがご活用ください。

続いて、お遍路を自転車で快適に楽しむための装備について説明していきます。

お遍路 自転車 装備

お遍路に行く「自転車の車体」が決まったら、続いて装備も最適化していきましょう。

今回は「お遍路の自転車」に特化した形でポイントを絞って説明していきます。

  • 「長期間」を安全に過ごすための装備
  • 「ロングライド」を快適に過ごすための装備
  • 「参道登山」に適した装備

に関してまとめました。

お遍路 自転車 ブレーキ

お遍路では各所に坂があります。

自転車の場合、下り切るまでが「坂道」です。

安全面では「上り」よりも「下り」の方が危険が伴います。

  • 20km以上続くダウンヒル
  • 最大勾配21%を超えるダウンヒル

などなど。

初お遍路の際、一番恐怖を感じたのが「雨の日のダウンヒル」でした。

ブレーキは命にも関わる部分です。

「キャリパーブレーキ」を利用中の方は交換も検討してみてください。

交換する際はSHIMANOで言えば「105」グレード以上がベターです。

私も自転車屋さんで相談し「105」に交換したのですが、本当によかったです。

自分で交換する際は「前後セット10,000円以下」で手に入ります。

 

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なるべく出費は抑えたいな、、、

そういう方もいらっしゃると思います。

ロードバイクは車体だけでお金もかかりますし、出費は最低限に抑えたいですよね。

その場合は「ブレーキシュー」だけでも交換してみてください。

「ブレーキシュー」とはこんなパーツです。

私は上位グレードのブレーキシューと交換しました。

ただ交換するだけなので、自分で購入して自分で交換しました。

安全面に関わる部分なので、ブレーキ周りの装備は見直してみてください。

お遍路 自転車 ライト

四国は山間部が多く、お遍路の道中もトンネル区間がたくさんあります。

また、季節によっては山間部での日の入り前、日没後の走行もあり得ます。

交通量がない区間やトンネルでは車から視認されないと危険性が増します。

  • 最長1.8kmにも及ぶトンネル区間
  • 街灯がない山間部区間

などなど。

初お遍路で「ダウンヒル」の次にお遍路の道中で恐怖を感じたのが「トンネル」です。

フロントライトもリアライトも装備していったのですが明らかに性能不足でした。

2回目のお遍路で持参したライトについて説明していきたいと思います。

主に検討したポイントはこちら。

  • ライトの明るさ ※昼間でも視認されるレベル
  • 充電形式(USB充電式 or 電池式)

ふむふむ。

各項目を条件に落とし込んでいく。

  • 明るさは「約170ルーメン以上」 ※ロウソク約4,000本分以上の明るさ
  • 充電形式は「電池」

明るさに関しては「昼間でも視認できる」という基準で調べたらこれくらいとのこと。

充電形式は山間部で電池切れが起きても大丈夫なように「電池式」にしました。

複数装着を想定した場合は「アタッチメント互換性」も考慮してみてください。

私は複数装備前提で考えていたので「CATEYE」を購入しました!

同型でも年々軽量化が進んでいるようです。

 

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「リアライト」もフロントライトと同様の基準で探しました。

フロントライトと同様「電池式」で昼間でも視認性が高い「CATEYE」で揃えました。

年々点灯時間も長くなっているようです。

 

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視認性が上がったおかげか、トンネルで車にスレスレまで寄せられることは減りました。

減らせるリスクは減らせた方が良いので、ぜひ検討してみてください。

お遍路 自転車 空気入れ

お遍路は約1,300kmにも及ぶ長距離の旅となります。

日々の空気圧管理は「パンク防止」の点でも重要です。

空気圧で「走り心地」も変わるので毎朝空気を入れてから巡礼しました。

走り心地が良くなるとは言ってもなるべく荷物は少なくしたいですよね。

そこで「フレームに装着できる空気入れ」を購入しました。

買い替えて今も使っています。

携行用ですが、フロアポンプと比較しても問題なく空気を入れることができました。

ポンプは各種でメリット・デメリットがあるので更に検討したい方はこちら。

【考察】自転車旅の「空気入れ」について考えてみた(初心者の方向け)

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お遍路 自転車 ギア

お遍路は自転車のルートで最大勾配21%の坂道があります。

初お遍路の際は11-25Tのギアだったのですが、私の脚では勾配が15%を越えると足を着かずにはいられませんでした。

2回目のお遍路は反省を生かし、自転車屋さんに相談して「32T」のギアを導入しました。

俗にいう「乙女ギア」です。

スプロケット、チェーンに加え、リアディレイラーも「32T」に対応させる必要があります。

初めて交換する際は近くの自転車屋さんと相談すると安心です。

実際、乙女ギアの効果は絶大でした。

2回目のお遍路は「乙女ギア(32T)」のおかげで怖い坂がなくなりました。

坂があまり得意でない方はぜひご検討ください。

お遍路 自転車 タイヤ

お遍路は長距離旅になるので足回りも快適にしたいですよね。

「お遍路の自転車ルート」と「四国の自転車屋さん事情」はこんな感じです。

  • ルートは郊外の区間が大半を占める
  • 基本、都市部にしかスポーツバイクを取り扱う店はない

お遍路の札所は郊外にあることが多いので、自ずとルートは郊外中心になります。

基本、都市部にしか「スポーツ自転車」を取り扱うお店はありません。

持参しているスペアのタイヤやチューブを使い切った場合、最悪走行不能になります。

  • 郊外でも交換品が見つかる可能性が高い

ことが重要です。

メンテナンス性を第一に考えて「クリンチャータイヤ」にした方が無難です。

クリンチャーであれば「郊外の自転車屋さん」にも交換品が置いてあります。

途中、立ち寄った郊外の自転車屋さんではパナレーサーのタイヤとチューブが置いてありました。

もちろん、事前準備も大切です。

お遍路に行く前に、新品に交換しておくと更に安心です!

釘などを踏んだ場合は別ですが使い古しのタイヤやよりもパンクを防止できます。

ぜひ、お遍路の前のチェック項目に入れてみてください。

お遍路 自転車 服装

お遍路を自転車で巡礼する方も途中、山道を登山する行程があります。

お遍路に行く季節に加え、登山にも対応した装備を準備しておくとより快適になります!

春と秋に巡礼した経験をベースに両方の季節で活用できた装備について説明していきます。

お遍路 自転車 シューズ

お遍路の札所へ行くための参道には「階段」や「山道」があります。

平地にある札所も侮れません。

階段、めっちゃあります。

山の参道は普通に登山道です。

お遍路には「MTBシューズ(SPDペダル対応)」が圧倒的にオススメです。

ホテル到着後、周囲を観光するのにも使えるシューズです。

「防水機能」があったり、色々デザインもあるのでネットで選びました。

 

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初お遍路の際はシューズだけでは準備不足でした、、、

なんと、お遍路の参道に耐えきれずクリートが破損しました。

出発前に交換しておくと安心だと思います。

MTB用ビンディングシューズやクリートはペダルが対応しているかご確認ください。

お遍路 自転車 ペダル

お遍路用シューズを準備したのでペダルも交換しました。

  • 靴が壊れても走行不能にならない

というポイントに絞ってネットでペダルを探しました。

SHIMANOから「ビンディング用」「フラットペダル」両面搭載タイプのペダルが出てました。

途中、本当にクリートが壊れたので結果的によい判断でした。

お遍路 自転車 上着

お遍路の道中、雨の日もあります。

ダウンヒルもあるのでウィンドブレーカーなどの上着は必須の装備です。

少し厚手のサイクル用ウィンドブレーカーを持参しました!

下着が透けないデザインであれば、ホテル周辺を観光する際にも使えます。

 

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ダウンヒルで体が冷えると故障にもつながるので、ぜひご検討ください。

お遍路 自転車 アンダーウェア

お遍路を自転車で二週間弱も巡礼していると体が疲れます。

怪我防止、日々のケア用に「リカバリーウェア」がオススメです!

サポーター兼リカバリー用に「SKINS」のコンプレッションウェアを持参しました。

 

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日中用、就寝用に2着持っていくとベターです!

日中は運動機能のサポート用として、就寝時は体のリカバリー用として使いました。

お遍路は長距離の旅になるので体のケアの一部としてご検討ください。

お遍路 自転車 まとめ

お遍路を自転車で快適に巡礼するための情報をまとめてきました。

  • お遍路(四国)のルート情報
  • ロングライド、山間部に適した自転車
  • トンネル、夜間走行に適した装備
  • 参道の階段、登山、観光に適した服装

上記をおさえればグッと旅が快適になります。

準備万端でお遍路を楽しんでください。

地味にルート作成は結構時間がかかりました。

手探り状態でルート作成は時間がかかります。

  • 実際に走ったルート(Google Mapルート付)
  • 旅先の様子を綴ったブログ

を記事に残しました。

四国お遍路を自転車で通し打ち結願してきたのでブログに地図を残します【ルートと宿情報付】

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ルート作成の時間を「現地観光プラン」を練る時間にまわしてください。

みなさんの旅の参考になれば幸いです。

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