お遍路

お遍路で快適に宿を予約するコツ(実際に宿泊した施設情報・失敗談を交えて解説)

「お遍路の宿」ってどんな感じのかな?お遍路で汗かいた状態で宿泊しても大丈夫かな、、、

お遍路で宿の予約を検討している方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

お遍路で宿を予約するコツ

実際にお遍路を巡礼した際に宿泊した経験をベースにこの記事を書いています。

  • 予約のコツ(予約のタイミング、事前にチェックすべき設備)
  • タイプ別の特徴(宿坊、ビジネスホテル、民宿)
  • 実際に宿泊した施設一覧

についてまとめました。

お遍路の宿を予約する際の失敗談も交えました。

みなさんがゆっくり宿で休むための参考にしてください。

お遍路 宿 予約

まず、お遍路で宿を予約するタイミングについてお話します。

「お遍路の日程」を決めて事前に宿を予約してから、その通りに移動すればよいのでは?

そう思う方もいらっしゃると思います。

最初、私もそう思っていました。

お遍路に集中したいし、先に宿を予約しておいた方が安心!

と考えて、先々の宿を予約してお遍路をスタートしました。

しかし、お遍路の道中は想像していなかった事が起こります。

  • 想定外の山道で思っていたよりも距離が稼げない
  • 道中で体調が悪くなる
  • 山道で足が痛くて動けなくなる
  • 途中で物をなくして探す
  • 自転車の調子が悪くなり修理に手間取る

などなど。

結果、日程が進むにつれて疲労も蓄積し、次第に宿に到着できるかが心配になっていきました。

この状態になるともはや旅は楽しめる状態ではありません

「札所」を目指す旅が「宿」を目指す旅になり、初お遍路の宿予約は大失敗でした、、、

途中から、お遍路の宿の予約の方法を変えました。

  • 「1日前~当日の昼頃」に宿泊予約する

これだけ。

はじめ、不慣れな土地で「当日の宿がない」という状態は正直不安でした。

お遍路の宿状況がわかるにつれて、徐々に心配は減りました。

  • 多くの札所の近くには「何らかの宿泊施設」がある
  • 駅から離れた宿泊施設であれば当日電話すれば部屋が空いている※大型イベント等が近隣で開催されていない場合

この予約方法に変えてから旅の快適度は格段に上がりました

更に快適度を上げるべく、もう一つ工夫をしました。

  • 「絶対に宿泊したい宿」を軸に据える

これです。

例えば「泊まりたい宿坊」があったとします。

その宿坊を軸に据えて「前後2~3日の宿」は柔軟に宿を決めます。

もし、問題が起きても「前後2~3日」あれば無理なく帳尻を合わせられます。

実際に試してみて「泊まりたい宿」には泊まれ、日程に追われる事もなくなり満足度が上がりました!

お遍路の宿は旅の満足度に直結するので、ぜひ頭の片隅に置いてみてください。

続いて、お遍路の宿で「事前にチェックすべき設備」について説明します。

お遍路 宿 洗濯設備

お遍路の宿を選ぶ際にチェックしていただきたいのが「洗濯設備の有無」です。

一泊二日程度の短期旅行では優先順位は高くないですが、お遍路の際は優先度が高い設備です。

札所(お寺)内の階段を登ったり、時には登山をすることになるので汗をかきます。

汗臭い服のまま巡礼すると、気分も段々と落ち込んでいきます。

お遍路の際は「洗濯設備のある宿」を選んだ方が旅が快適になります。

  • コインランドリーの有無 ※お接待で洗濯をしてくださる民宿もあります

をお遍路の宿を予約する際のチェックポイントに入れてみてください。

お遍路 宿 駐車場

お遍路の宿でチェックすべき設備の一つが「駐車場(駐輪場)」の有無です。

特に車お遍路の方は必須の設備となります。

自転車お遍路の方も「駐輪場」が事前に設備としてあると安心です。

実際にお遍路を自転車で巡礼した際の駐輪方法がこちら。

  • 駐車場、駐輪場に駐輪させてもらう
  • 玄関先に駐輪させてもらう
  • そのまま部屋に入れさせてもらう
  • 輪行バック梱包で部屋に入れる

内訳はこんな感じでした。

80%:玄関先、駐車場、駐輪場に駐輪させてもらう
10%:そのまま部屋に入れさせてもらう
10%:輪行バック梱包で部屋に入れる

基本、お宿のご好意で駐輪させていただくので、最終手段として輪行バッグは必需品です。

大抵の宿泊施設は綺麗にしてきちんと梱包すれば「荷物として扱えばOK」としてくださるので、輪行バックがあれば何とか宿泊はできます。

実際、輪行バッグに梱包してお部屋に入れさせていただいたくとこんな感じです。

輪行バッグに関しては下記でまとめましたので興味のある方はぜひ。

【考察】簡単で安心「自転車の輪行バック」の選び方(自転車輪行初心者の方向け)

続きを見る

お遍路 宿

お遍路道中には様々なタイプの宿があります。

主に下記に分類できます。

  • 宿坊
  • ビジネスホテル
  • 民宿
特に「宿坊」はお遍路ならではの宿です!

お遍路で宿泊した情報を交えつつ、各タイプについて説明していきます。

お遍路 宿 宿坊

お遍路さんが泊まる、お寺の宿です。

お遍路の道中で機会があれば一度は宿坊に宿泊するのがオススメです!

宿坊といっても色々なタイプがあります。

  • 精進料理が売りの宿坊
  • 参篭体験ができる宿坊
  • 温泉付きの宿坊

などなど。

実際に徳島県、高知県、和歌山県(高野山)で宿坊に宿泊しましたが、それぞれ特色があり思い出に残っています。

参考までに「温泉付きの宿坊」の記事をまとめました。

【宿泊】「宿坊体験」をするなら、安楽寺の温泉宿坊が最適な理由を書き残します

続きを見る

一部の宿坊は電話予約のみ受付の場合があるのでご注意ください。

お遍路 宿 ビジネスホテル

恐らく、多くの方がお遍路の宿で一番お世話になるのがビジネスホテルです。

ネットで簡単に予約が取れるので重宝します。

ただ、衛生面で配慮する必要があるのもビジネスホテルです。

一日中巡礼したお遍路さんは汗まみれです。

時には雨の日にズブ濡れになった状態で宿に到着する場合もあります。

もちろん、持参したタオルで体や車体を拭いてから受付には行きます。

ただ、いくらお遍路さんに理解のある四国の宿でもあまりいい顔はされませんよね。

実際、嫌な顔されたホテルもありました。

巡礼して疲れてるのに更に気分害するのは嫌ですよね。

そういう場合は宿に事前にメッセージを送るとリスクが軽減できます!

ネットの宿泊予約ページには下記のような欄があります。(例. 楽天トラベル)

このメッセージボックスに言伝を書き込みます。

「自転車でお遍路をまわっています。もしよろしければ敷地内に駐輪させていただ毛ませんでしょうか?お手数おかけしますがご確認よろしくお願いいたします。」

これだけ。

すると嫌な顔される回数が減りました

メッセージを見ていただける宿はむしろ受付で「駐輪場の話」もスムーズなりました。

お遍路さんもホテル側も双方気持ちよく宿泊できればいいですよね。

一手間加えるだけで、問題は緩和するので参考にしてみてください。

お遍路 宿 民宿

お遍路の宿でちょくちょくお世話になるのが民宿です。

民宿もネットで宿泊予約が取れますが、山の中の民宿などは電話受付のみの場合もあります。

民宿は店主の方との距離が近く、とても親切にしてくださります。

お接待で朝食や洗濯をサービスしてくださったり、観光スポットを教えてくだったりしました。

お遍路さんの宿泊者も多いのでお遍路さんとの交流もできます。

ただ、好き嫌いは分かれると思います。

疲労が溜まっている時は一人になりたい時もありますよね。

実際「全員揃って食事」というルールの民宿もありました。

その時の調子に合わせて検討してみてください。

お遍路 宿 一覧

実際にお遍路に行った時に各地で予約した宿の情報をまとめました。

各地でお遍路の宿を予約する際の参考にしてください。

【宿泊】実際に泊まってわかった徳島の宿泊事情(一人一泊予算7,200円以下)

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【宿泊】実際に泊まってわかった高知の宿泊事情(老舗旅館から宿坊までカバー)

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【宿泊】実際に泊まってわかった愛媛の宿泊事情(一人一泊予算6,800円以下)

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【宿泊】実際に泊まってわかった香川の宿泊事情(高松市内から小豆島までカバー)

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お遍路 宿 高野山

満願する際、高野山で宿坊に泊まりました。

満願する際はぜひ宿坊に宿泊してみてください!

私は持明院という宿坊に宿泊しました。

【宿泊】高野山の宿坊選びのポイント(実際に「持明院」に宿泊してきました)

続きを見る

他にもたくさん宿坊があるので検討してみてください。

お遍路 宿 まとめ

お遍路の宿を快適に宿を予約する方法について説明してきました。

ポイント

  • あまり先々の宿の予約を入れすぎない
  • 「絶対に宿泊したい宿」を軸に据え、他は柔軟に予約をすると旅の満足度が上がる
  • 「コインランドリー」「駐車場」の有無を事前に調べておくとベター
  • 予約の際に「お遍路」をしている旨を宿側に伝えるとベター

コツを押さえてお遍路の宿を予約すれば、旅の満足度が上がると思います。

ぜひよい宿でゆっくり休んで良い旅にしてください。

みなさんの旅の参考になれば幸いです。

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