工場見学

【見学】国内最大の「森ヶ崎水再生センター」で水が綺麗になる過程を学んできた

森ヶ崎水再生センターの施設見学ってどんな感じかな?大人も楽しめるかな?

森ヶ崎水再生センターの施設見学に興味のある方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

「森ヶ崎水再生センター」の施設見学に参加した様子

実際に森ヶ崎水再生センターの施設見学してきた経験をベースに書いています。

  • 森ヶ崎水再生センター 基本情報
  • 森ヶ崎水再生センター 施設見学

についてまとめました。

皆さんのお出かけの参考にしていただければ幸いです。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 アクセス

森ヶ崎水再生センターの施設見学は東京都大田区で開催されます。

JR「大森駅」またはJR「蒲田駅」から京急バス「森ヶ崎」行き乗車でアクセスできます。

以前、見学させていただいたヤマト運輸の「クロノゲート」の近くでした。

訪問時は「森ヶ崎水再生センター(西施設)」の前が集合場所となっていました。

森ヶ崎水再生センター施設見学は「事前予約」が必要です。

施設見学の開催情報やバスの運行状況に関しては「最新情報」を確認して予約してください。

以下、森ヶ崎水再生センター 施設見学の詳細になります。

森ヶ崎水再生センター 施設見学

森ヶ崎水再生センターの施設見学は施設前で係の方と合流してから開始となります。

合流後に敷地内へ入り、昔の水道管の現物を見学しつつ建物内へ案内されました。

森ヶ崎水再生センターの施設見学は大きく分けて下記の行程で進みました。

  • 森ヶ崎水再生センター ビデオツアー
  • 森ヶ崎水再生センター 施設見学

以下、各行程の詳細となります。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 ビデオツアー

森ヶ崎水再生センターの施設見学は「ビデオツアー」から始まりました。

各家庭や各工場から排水された下水が森ヶ崎水再生センターでどのようにキレイになっていくのかを学んでいただけます。

お土産兼メモ用のペンとパンフレットを使ってお勉強しました。

ビデオツアー終了後はすぐ隣にあるベランダから森ヶ崎水再生センターを一望できます。

奥には羽田空港もあり飛行機がひっきりなしに離発着していました。

続いて、いよいよ森ヶ崎水再生センターの内部へ向かいます。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 沈砂池

森ヶ崎水再生センターは国内最大の水再生センターです。

雨量によって変動しますが雨の降らない日で「100万立方メートル(25mプール4000個分)」が1日に各地から森ヶ崎水再生センターへ流れてきます。

水再生センターは大きく分けて以下の工程で下水を浄化しています。

  • 下水管道
  • ポンプ所
  • 沈砂池
  • 第一沈殿池
  • 反応槽
  • 第二沈殿池
  • 塩素接触槽

森ヶ崎水再生センターの施設見学はポンプで水を吸い上げる施設からスタートしました。

ポンプは日本製で国内企業数社のものを使って組み上げられているそうです。

かなり広い施設でガラス越しに見学していても迫力がありました。

屋外に施設は伸びており、第一沈殿池へパイプが通っていました。

強力な組み上げポンプで汲み上げられた下水が運ばれます。

続いて、森ヶ崎水再生センターの第一沈殿池へ向かいます。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 第一沈殿池

森ヶ崎水再生センターの第一沈殿池は広大な敷地にあります。

水再生センターの近隣トラブルは悪臭問題が主な原因となるため、全面に蓋がされ脱臭ダクトや炭を使って対策をしています。

第一沈殿池では流れてきた下水を時間をかけて泥が沈を沈ませます。

一面コンクリートの屋根で覆われており、その上を歩いて施設見学しました。

各プール毎に調整弁がついており、水量によって調節しているそうです。

黄色いラインより外側はプールの真上となっており、5m下のプールに陥没する危険があるそうです。

沈澱した泥は焼却され、元の容積の1/400になります。

それでも1日で1トンの灰が埋め立て処分対象となります。

なのでセメント会社で再利用されたり、一部は煉瓦として使っているそうです。

脱臭ダクトも至る所に張り巡らせており、臭い対策は徹底されていました。

続いて、森ヶ崎水再生センターの反応槽へ向かいます。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 反応槽

森ヶ崎水再生センターの反応槽は施設の心臓部分です。

第一沈殿池の水は不純物がまだ大量に残っています。微生物の入ってる泥を混ぜ、8時間くらいかけて不純物を分解していきます。酸素を送って微生物を活性化させ、管理しています。電気代が予算の半分ほど使われる水再生センターの心臓部です。

反応槽も広大な施設となっており、見応えがありました。

足元には不純物を分解するために活躍している微生物達のタイルが並んでいました。

昔、理科の授業で見かけた微生物たちでテンションが上がりました。

反応槽の上はグラウンドとなっており、訪問時はサッカーの試合が行われていました。

反応槽の上にも臭い対策で全て蓋がしてありました。

施設見学用に一部空いている蓋の中を覗く形で見学しました。

酸素は水中で発生させ、微生物の動きを管理しているそうです。

続いて、森ヶ崎水再生センターの第二沈殿池へ向かいます。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 第二沈殿池

森ヶ崎水再生センターの第二沈殿池です。

反応槽から微生物が入った状態で送られきれ、時間が経つと微生物が下に沈んでいきます。時間をかけて沈殿させることでコレラ対策にもなっています。また、微生物は増殖するので沈澱させることで一定数の量で収まるように管理しています。

ゆっくりと時間をかけて最後に残った微生物などを沈めます。

ろ過槽も施設見学させてもらいました。

再生水として一部はトイレの水や池の水に使われています。

これらの再生水は特に都心のビルなどに供給されており、通常の6割ほどの料金だそうです。

ここまでの工程でプールの底が見えるほど綺麗になっていました。

このろ過施設を更に充実させると「浄水」となるそうです。

続いて、森ヶ崎水再生センターの「放流きょ」へ向かいます。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 放流きょ

森ヶ崎水再生センターへ送られてきた下水は最終的に放流きょから放水されます。

各地から下水となって流れ、森ヶ崎水再生センターに入ってから約半日で綺麗な水となって放流されます。

日本は塩素摂食槽を介して放流しているので海外よりもより安全意識が高いそうです。

放流きょの側に発電設備もありました。

発電設備などを揃え水再生の過程で生まれるエネルギーの再利用にも取り組んでいました。

以上、森ヶ崎水再生センターで水について学んできた様子でした。

森ヶ崎水再生センター 施設見学 まとめ

ここまで「森ヶ崎水再生センターの施設見学」についてまとめてきました。

  • 森ヶ崎水再生センターの工場は「大森駅」「蒲田駅」からバスアクセス可能
  • 森ヶ崎水再生センターの施設見学では「再生水になる過程」を見学できる

子供はもちろん、大人も楽しめる施設見学でした。

特に子供は自由研究に最適な施設見学だと感じました。

皆さんの旅の参考になれば幸いです。

 

 

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