
クリートの交換を検討している方へ向けた記事になります。
この記事でわかること
- クリートの交換時期
- クリート交換方法
実際にクリート(SPD、SPD-SL)を交換した経験をベースに記事を書いています。
- クリート 交換 注意事項
- クリート 交換時期 SPD
- クリート 交換時期 SPD-SL
についてまとめました。
初心者の方でも運用がしやすい「SHIMANO製品」を使って説明しています。
みなさんのギアいじりの参考になれば幸いです。
クリート 交換 注意事項
ビンディングペダルは「ペダル」「クリート」「シューズ」がセットとなっています。

SHIMANOにはSPDとSPD-SLという規格があります。
それぞれの特徴・違いをおさえて、ご自身にあったクリートを選んでください。
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【初心者の方向け】「クリート」の選び方(SPD、SPD-SLの特徴・違いを解説)
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クリート 交換時期 SPD
SPD用のクリートは金属製なので耐久性があり、交換時期の見極めが難しいです。

正直、SPD用クリートは壊れるまで「クリートの交換時期」を考えていませんでした。
走行中に壊れると危険なので、ショップで「クリートの交換時期」について聞いてみました。

個人差はあるものの、下記が目安となっているそうです。
- 「固定力」が弱くなったと感じた場合
- 「錆び」が出てきた場合
- 「六角ネジの穴」がひしゃげて塞がってきた場合
- 「走行距離」が10,000kmを越えた場合
マルチモードもシングルモードもクリートの交換時期は同じチェック項目で大丈夫です。
今回は走行距離が10,000kmを越えて「固定力」が弱くなったと感じたので交換しました。
クリート 交換 SPD
SPDは「マルチモードクリート」を「シングルモードクリート」に交換する例で説明します。
まず、六角レンチで古くなった「マルチモードクリート」をシューズから外します。
今回は交換なので「シングルモードクリート(SM-SH51)」の「ナット無し」を用意しました。

- 初めてSPD用クリートを取り付ける場合
- ナットが破損している場合
は「ナット付き」を選んでください。
交換用のクリートが準備できたら、セッティングポジションを決めていきます。
「ビンディングペダルの性能」を引き出すための基準はこう言われています。
- 「母指球」が「ペダルの軸」に来るようにセッティングする
ポジションがずれているとビンディングペダルの恩恵を受けられません。

フィッティングをしてくれるショップもあります。
膝や足首等の故障にもつながるので、うまくいかない場合はショップでプロに相談しましょう。
初めてSPD用クリートを取り付ける場合は「仮止め」の状態で何度か試乗して調整してください。
また、ネジを取り付ける際は「グリス」を塗って「ナットに固着」するのを防ぎます。

ほんの少しだけグリスを塗るだけで長持ちします。
ちょうどいいポジションが見つかったら「本締め」してください。
クリートの交換が完了したら、ペダルも調整します。
クリート 交換 SPD ペダル調整
ビンディングペダルには固定力を調整する機能があります。
今回はクリートの交換時期と同時に「ペダルの固定力」も少し弱くなっていたので調整しました。
ペダルの調整には六角レンチを使います。
調整したら、近所で試乗して固定力を確認してください。
クリート 交換時期 SPD-SL
SPD-SL用のクリートはSPDと比べると消耗が早く、見極めは簡単です。

クリートに交換時期の目安となる線が引いてあります。
下記の場合もクリートの交換時期の目安となります。
- 「固定力」が弱くなったと感じた場合
- 「六角ネジの穴」がひしゃげて塞がってきた場合
今回は新しくSPD-SL用シューズを購入したのでクリートも新しくしました。
クリート 交換 SPD-SL
SPD-SL用クリートは「新しくクリートを取り付ける場合」の例で説明します。
SHIMANOのSPD-SL用クリートは「黄、青、赤」の3種類あります。

クリートの交換時期が来たら他のクリートを試す良い機会だと思います。
ぜひ、各クリートの特徴・違いを確認して交換時期が来たら試してみてください。
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【初心者の方向け】「クリート」の選び方(SPD、SPD-SLの特徴・違いを解説)
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今回のクリートは「黄 (SM-SH11)」を準備しました。
SPD用クリートと同様にネジにグリスを少量塗ります。
備え付けの金具の向きに注意して「仮止め」をしていきます。
セッティングポジションの基準はSPD用クリートと同様です。
- 「母指球」が「ペダルの軸」に来るようにセッティングする
を意識して六角レンチでクリートを固定していきます。
試乗して、ベストポジションが見つかればクリートの交換は完了です。
クリート 交換 SPD-SL ペダル調整
SPD-SL用ペダルも固定力を調整する機能があるので調整していきます。
ペダルの調整には六角レンチを使います。
調整後、試乗して固定力の確認ができたらメンテナンスは完了です。
クリート 交換時期 まとめ
クリートの交換時期と交換方法についてまとめてきました。
- SPD用クリートは金属製なので長持ちするが定期的なメンテナンスが必要
- SPD-SL用クリートはSPDと比較すると減りが早い
- SPD、SPD-SLどちらも「母指球」がペダル軸に来るようにセッティングが基準
- SPD、SPD-SLどちらも「グリス」を塗ってあげると長持ちする
クリートは交換時期を引き延ばしてしまいがちな部品です。

クリートの交換時期を意識してより快適なサイクルライフをお楽しみください。
みなさんのギアいじりの参考になれば幸いです。
クリートに合わせたビンディングシューズの選び方はこちら。
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【初心者の方向け】ビンディングシューズの選び方(SPD、SPD-SLそれぞれ解説)
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