パナソニックのクロモリロードバイク購入を検討している方に向けた記事になります。
この記事でわかること
パナモリ購入までの流れ
実際にパナモリを購入した経験をベースに記事を書いています。
- パナモリ 検討
- パナモリ 注文
- パナモリ 納期
についてまとめました。
参考までに購入者のスペックも添えておきます。
- 走行距離は週100km〜150km
- 平地巡航速度は大体25〜35km/h
- ヒルクライムは苦手
細々と自転車を楽しんでいるホビーレーサーです。
悩んだポイントも率直に残しました。
みなさんの愛車選びの参考になれば幸いです。
パナモリ とは
そう思う方もいらっしゃると思います。
私もはじめはそう思ってました。
「開発」「製造」「出荷」の工程を国内完結する純国産のロードバイクメーカーです。
「パナソニックが提供するクロモリの自転車」を別名「パナモリ」と呼びます。
パナモリ 検討
これが全ての始まりでした。
「長く乗って味が出てくるロードバイク」が欲しくなったのです。
そこで目をつけた素材が「クロモリ」でした。
クロモリ、アルミ、カーボンを比較検討した内容はこちら。
-
「クロモリ」のロードバイクを購入するまでの全て(素材特性・メリットデメリット検討・試乗を通して、アルミ・カーボンと徹底比較調査)
続きを見る
比較検討をして「クロモリの購入条件」を洗い出しました。
- 「国産」のロードバイクである
- 「オーダーメイド」ができる
この条件で辿り着いたのがパナモリでした。
パナモリ 国産ロードバイク
パナモリは「国産ロードバイク」です。
例えば、ORCC22のフレームには「カイセイNi-Cr-Moチューブ」が使われています。
コンポーネントにもSHIMANOが使われており、正に国産ロードバイクと呼べます。
パナモリ オーダーメイド
パナモリは「POS(Panasonic Order System)」を使ったカスタムオーダーに対応しています。
フレームカラー、フレームデザイン、コンポーネントグレード等をカスタムできます。
ORCC22(完成車)でカスタムオーダーできる項目は下記の通り。
- フレームサイズ
- デザイン(フレームカラー、ロゴ、バーテープ、サドル等)
- フレームカラー
- コンポーネント
- クランクサイズ
- スプロケットサイズ
- ホイール
- ハンドルバー幅
- ステム突き出し
- ネーム追加
実際に注文時に使ったPOSシュミレーションを例に説明していきます。
パナモリ 注文
私が購入した「ORCC22」はPOS対象外でした。
結果、問題なく「イメージ通りのパナモリ」が届きました。
もし気になる車体がPOS対象外でも、シュミレーションしてみる価値はあると思います。
注文の詳細をみていきます。
パナモリ フレームサイズ
まずは「フレームサイズ」から選んでいきます。
パナモリ(ORCC22)は下記サイズに対応していました。
- 460~630mm(10mm刻み)
10mm刻みなので、体にフィットしたサイズを探しやすいです。
ただ、メーカー間でジオメトリーが違うのでその点は注意した方がいいと思います。
POSでシュミレーションする際は仮置きで大丈夫です。
パナモリ フレームタイプ(フレームセットのみ)
ORCC22は「フレームセット」の注文にも対応しており、型番を「FRCC22」と呼びます。
FRCC22の変速のタイプは以下のタイプが選べます。
- ワイヤー専用
- Di2専用
フレームセットの場合はDi2(電動コンポーネント)対応にもできるようです。
また、「直付変速台座位置」も下記から選べます。
- コンパクト(シマノ48~51T、カンパニョーロ 46~50T)
- ノーマル(シマノ51~54T、カンパニョーロ 49~53T)
- 直付変速台座なし
選択肢の直付変速台座をまとめた表がこちら。
項目 | 概要 |
コンパクト | コンパクトクランクを使用する場合に選ぶ。小さいギアでクルクル回す高ケイデンスの方やヒルクライム好きな方にオススメ。 |
ノーマル | ノーマルクランクを使用する場合に選ぶ。平地をメインで走る方やよりスピード感を感じたい方にオススメ。 |
直付変速台座なし | フロント変速機を「バンド」で固定する場合に選ぶ。 |
「直付変速台座無し」についてはショップ店員の方に追加で質問しました。
ORCC22(完成車)の場合は自動で「ノーマル」が選択されます。
パナモリ コンポーネント
ORCC22のコンポグレードは下記から選べます。
- Ultegra
- 105
パーツ単体で購入した場合、大体3万円程度「Ultegra」の方が高いです。
両コンポーネントの差分はこんな感じです。
- 「ブレーキ制動力」はUltegraの方が体感できるレベルで「効き」がいい
- 「シフトチェンジ」はUltegraの方が綺麗に変速する
上記を踏まえ、利用途に合わせて選択しました。
制動力を重視するなら「ディスクブレーキ対応」の別車体を選んでもいいかもしれません。
私は「輪行時ケアする部品」が増えることにストレスを感じるのでORCC22にしました。
パナモリ クランクサイズ
ORCC22のクランクサイズは下記から選べます。
- 165mm
- 170mm
- 175mm
今まで「あまり選ぶことがない項目」です。
ショップの店員さんに質問してみました。
採寸して最適なサイズを選ぶことにしました。
クランクサイズは「170mm」に決定です。
パナモリ スプロケット
ORCC22のスプロケットは下記から選べます。
- スタンダード(11-28T)
- ジュニア(14-28T)
ショップ店員さんに聞いてみました。
一般的にはヒルクライム用やブルベ(長距離ライド)用となっているようです。
ダウンヒルで踏めなくなるのは嫌なので「スタンダード(11-28T)」を選択しました。
ただ、興味はあるので「ジュニアスプロケット」は別の機会で試してみたいと思います。
パナモリ ホイール
ORCC22のホイールは下記から選べます。
- シマノ WH-RS300
- MAVIC KSYRIUM PRO 18 UST (+10万円)
WH-RS300はシマノ 105グレードのアルミホイール(総重量:1827g)です。
いわゆる練習用「鉄下駄ホイール」で2万円前後で市場に出回っています。
アップグレードすれば「KSYRIUM PRO 18 UST」を選択できます。
KSYRIUM PRO 18 USTはMAVICの軽量アルミホイール(総重量:1,420g)です。
調べてみたら、アップグレードと同価格程度で手に入るようでした。
Amazonで「KSYRIUM PRO 18 UST」を探す>>
アップグレードは見送り「WH-RS300」で様子をみることにしました。
パナモリ ハンドルバー幅
ORCC22のハンドルバー幅は下記から選べます。
- 380mm
- 400mm
- 420mm
完成車には「400mm」がついてくる場合が多いようです。
採寸結果に従い、ハンドル幅は「400mm」にしました。
パナモリ ステム突き出し
ORCC22のステム突き出しは下記から選べます。
- 70mm
- 80mm
- 90mm
- 100mm
- 110mm
- 120mm
その結果「100mm」を選びました。
パナモリ カラーデザイン
ORCC22は下記のデザインを選ぶ事ができます。
- バーテープ
- サドル
- アウターワイヤーカラー
- ベーシックカラー
- デザイン/仕上げ
- 光沢
- ロゴマーク
- ネーム
POSを使ってシュミレーションした結果がこちら。
(出典:POS[Panasonic Order System])
サドルは自分では絶対に買わないであろう「クラシック(茶色)」にしました。
交換して、イメージチェンジする時に取っておこうと思います。
パナモリ ネーム
ORCC22には「独自のネーム」を入れることができます。
- 書体 ※選択式
- 文字(スペースなども含む)※文字数制限あり
- 色は「白」か「黒」
を指定して入れることができます。
- スペースは「半角」か「全角」を選べる
- フレームデザインとネーム位置が被る場合は位置をずらす
等、細かい指定もできるのは嬉しいポイントです。
以上のシュミレーション内容をショップ店員さんに託して、注文は完了です。
パナモリ 納期
パナモリは納期もしっかりしています。
ORCC22は公式ホームページで「約1ヶ月」の納期を謳っています。
(出典:POS[Panasonic Order System])
同時検討していた他の国産メーカーは「1年以上先になる」と言っていたので半信半疑でした。
結果、予定通り「1ヶ月」でショップに届きました。
その後調整を終え、ショップへ行くと「POSシュミレーション通り」のパナモリがありました。
カスタムオーダーならではちょっと嬉しいサービスです。
また、付属で「パナソニックのライト」と「家電製品のような説明書」がついてきました。
さすがパナソニックさんです。
パナモリ まとめ
パナモリの購入までの流れについて説明してきました。
- パナモリは国産のロードバイク
- POS(Panasonic Order System)を使って、カスタムオーダーが可能
- 納期も安心
パナモリはロードバイク初心者の方にも乗り慣れた方にもオススメできるバイクです。
また、各地を旅したブログを残していきたいと思います。
みなさんの愛車選びの参考になれば幸いです。
アンカー(国産ロードバイク)に興味のある方はこちら。
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