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お遍路(徳島県内)の札所に興味のある方ヘ向けたブログです。
実際にお遍路を自転車で巡礼した経験をベースに書いています。
- 1日の走行距離は100kmを目安
- 途中、ちょいちょい電車輪行
- 宿はホテルに宿泊
この条件で「約1,300kmを一気に巡礼」しました。
- 実走ルート(Google map)
- 道中の様子を描いたブログ
を残しましたので、ぜひご利用ください。
では、今回のルートから説明していきます。
お遍路 自転車 ルート
徳島港から、お遍路の1番札所「霊山寺」を目指し、宿坊安楽寺へ向かいます。
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東京から徳島へは昼過ぎに到着する「フェリー」で入りました。
ゴール地点「安楽寺」の納経時間(17:00)が心配ポイントです。
徳島市内の札所を巡る、ほぼ平坦なルートなので初心者の方でも安心です。
項目 | 詳細 |
総距離 | 36.61 km |
獲得標高(のぼり/くだり) | 177 m / 164 m |
消費カロリー | 735 kcal |
難易度 | |
満足度 |
以下、旅の様子となります。
お遍路 徳島港
「お遍路に行こう」と決めて半年。
煩雑な休暇調整で時間がかかり、計画から半年も経ってしまった。
自転車で初の長距離旅に心が躍る。
今回は人生初の船旅からはじまった。
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【船旅】東京から徳島ヘフェリー旅してきた(オーシャン東九フェリーの予約・乗船・船内を解説)
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遂に四国にやって来たのだ。
東京から徳島へのフェリー旅は半日に及び、お遍路のルートを何度も見返した。
当初は徳島港で下船後、直で1番札所霊山寺へ向かう予定だったが「徳島駅前」を二度通ることに気がついてしまった。
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人間、考える時間があると色々と試したくなる生き物だなとつくづく思う。
予定を変更し「徳島駅のコインロッカーに荷物を入れる作戦」を実行することにした。
自転車は荷物が少ない方が圧倒的に楽しい。
フェリーは定刻通り13:20に徳島港に到着した。
下船後、輪行袋から自転車を取り出して組み立てる。
準備ができたら「徳島駅」へ向かう。
お遍路 徳島駅
徳島駅へ向かうにあたって、一つ懸案事項があった。
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途中、写真も撮らずに一目散に徳島駅を目指す。
お遍路開始早々、時間に追われ俗っぽさが全開。
駅前で自転車を降り、徳島駅構内をウロウロしてコインロッカーを発見。
「今晩の着替え」のみを手元に残し、お遍路の1番札所霊山寺を目指して再スタート。
徳島市内周辺は大小多くの川があり、のどかな景色が広がっている。
大きな橋もよく整備されていてとても走りやすい。
いよいよ、お遍路で1番最初の札所が近づいてきた。
お遍路 1番 霊山寺
お遍路「1番札所霊山寺」に到着。
多くのお遍路さんが1番最初に目指す「発心」の地。
構想半年、東京から丸一日かけてやっと辿り着きました。
ガイドブックを開いて、参拝作法を思い出す。
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山門へと向かい、礼をして境内に入る。
その後、体を清め、大師堂、本堂と納経をしていく。
本堂の灯籠は本当に奇麗でしばらく見とれてしまいました。
その都度、ガイドブックを確認しながら進む。
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納経所へ向かうと、10人ほどが列をなして御朱印を待っていた。
いつから日本は仏教大国になったのか。
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四国まで来て俗っぽいことを思ってしまうこの性。
東京でのストレスがまだ染み付いているようだ。
15分程で順番がまわってきて、初納経。
納経料は一律300円(白衣は200円、掛け軸は500円)という何とも言えないお値段。
高すぎず、出せなくもないお値段設定。
実際、納経してもらった後は字のうまさに感動した。
初めての参拝は約1時間かかった。
お遍路の1番はじめの札所とはいえ、随分と時間を使ってしまった。
今日はお尻が決まっているので次の札所へ向かう。
お遍路 2番
お遍路「2番札所極楽寺」は1番札所から目と鼻の先の距離にあった。
覚えたての参拝方法を復習しながら山門へ向かう。
霊山寺に比べて一気に人が減った。
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後にわかるのだが、自力巡礼方法は少数派で圧倒的に車遍路が多い。
お遍路の「1番札所霊山寺」等は観光地化していてツアーの立ち寄り場所になっていた。
大師堂で納経を済ませ、本堂へは階段で向かう。
この時はまだ「この先数えきれない段数の階段を登る」とは知る由もなかった。
お遍路さんも1番札所に比べて少なかったので納経所も空いていた。
今度は約30分程で参拝を終えられた。
階段を降りて、次の札所へと向かう。
お遍路 3番
3番札所金泉寺も「お遍路1番札所霊山寺」のすぐ近くにある。
ここも2番札所と同じくお遍路さんは少なかった。
参拝手順に加えて、ガイドブックの備考欄を読む余裕が出てきた。
四国霊場の札所には「御本尊(お寺の信仰対象)」が置かれているそうだ。
ただ、御本尊は滅多に拝観できないので「御姿」を納経所でもらう仕組みとなっているとのこと。
なるほど。
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3番札所金泉寺の御本尊は「釈迦如来」だそうだ。
また、各札所の境内にもそれぞれ特色がある。
3番札所金泉寺の境内には龍王様が祭られていた。
一つ一つの札所の個性を細かくみていくのも案外面白い。
普段、お寺の敷地に入ることすらない身としては目に入るものが新鮮に映る。
お遍路 4番
4番札所金泉寺は少し離れた小高い丘に位置していた。
四国初のプチヒルクライムだ。
山の中にひっそりと佇んでる札所でお遍路さんもまばら。
昨日まで東京で殺伐としたコンクリートジャングルの喧騒の中にいたとは思えない静けさ。
納経する自分の声だけが響く境内。
参拝手順も覚えてきて、ガイドブックを開く回数も減ってきた。
日も暮れてきたので、登ってきた丘を下り先を急ぐ。
お遍路 5番
先ほど4番札所にいく際に通った道沿いにある、5番札所地蔵寺に到着。
敷地が広い札所で隣接する駐車場も広い。
納経を終え、納経所へ向かうとおじさんに声をかけられた。
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今回、GoProを体に取り付けてお遍路の様子を動画撮影していた。
その様子に興味を持って話しかけてくれたのだ。
少し立ち話をして、ふと時間を見ると「16:35」となっていた。
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おじさんに事情を話し、お別れ。
今日は温泉宿坊安楽寺に宿泊するのだ。
お遍路 6番
何とか「3分前」にたどり着いた6番札所安楽寺の山門。
普通に納経した後だと納経所が閉まってしまう。
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初めてのお遍路なので勝手がわからない。
ガイドブックを開いても答えは載ってない。
どうする。どうする。
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参拝時間を優先することにして、先に納経所を目指す。
納経をしていただいたと同時に納経所の時計が「17:00」を指していた。
何とか間に合った。
その後、山門に戻り参拝手順をゆっくり時間をかけてやり直す。
初日は参拝に慣れておらず時間が予想よりかかり、ギリギリとなってしまった、反省。
札所の方の反応も様々なので注意が必要だと肝に銘じ、温泉宿坊に宿泊して長い一日が終わった。
温泉宿坊安楽寺の様子はこちら。
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