島巡り 船旅

【体験】軍艦島上陸ツアーで世界遺産の廃墟を間近に見てきた

※本記事にはプロモーションが含まれます

軍艦島に上陸できるツアーはどんな流れなのかな?島に行く前に知っておくことはあるかな?

軍艦島上陸ツアーと軍艦島デジタルミュージアムに興味がある方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

「軍艦島上陸ツアー」と「軍艦島デジタルミュージアム」の楽しみ方

実際に軍艦島上陸ツアーに参加して軍艦島デジタルミュージアムも訪問した経験をベースに書いています。

  • 軍艦島上陸ツアー 運航会社と上陸の条件
  • 軍艦島上陸ツアー 集合場所・受付
  • 軍艦島上陸ツアー 船内・航路
  • 軍艦島上陸ツアー 上陸・見学
  • 軍艦島上陸ツアー 周遊
  • 軍艦島デジタルミュージアム

についてまとめました。

皆さんのお出かけの参考にしていただければ幸いです。

軍艦島上陸ツアー 運航会社と上陸の条件

軍艦島の正式名称は「端島(はしま)」です。

長崎港から南西に約19kmの沖合にある海底炭鉱の島で、岸壁に囲まれた姿が軍艦に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。1974年の閉山とともに無人島となり、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。

2009年に上陸が解禁され、現在は長崎市の許可を受けた複数の会社が上陸ツアーを運航しています。

会社ごとに出航する桟橋やコースの内容が異なるので、予約の前に比べておくと選びやすいです。

軍艦島上陸ツアー やまさ海運

今回は「やまさ海運」の「軍艦島上陸クルーズ」に参加しました。

やまさ海運は1997年から軍艦島観光の航路を開発してきた会社です。

2009年4月22日に上陸観光が解禁された際には、同社のクルーズ船「マルベージャ」が最初に上陸を果たしています。

軍艦島ツアーの中でも運航の歴史が最も長い会社なので、今回はこちらを選びました。上陸見学のあとに島の周りを船で周遊するコースになっていました。料金は乗船料とは別に、長崎市の見学施設使用料(上陸料)がかかります。

長崎港を出航して帰ってくるまでの所要時間は約2時間30分です。

最新の料金や出航時刻は「やまさ海運の公式サイト」で事前に確認してみてください。

軍艦島上陸ツアー 上陸できる条件

軍艦島上陸ツアーは天候によっては上陸ができません。

上陸の基準は運航会社全社で共通となっています。

  • 風速が5メートルを超えるとき
  • 波の高さが0.5メートルを超えるとき
  • 視界が500メートル以下のとき

上記に当てはまる場合や船長が危険と判断した場合は、島の周りを回る周遊クルーズに変更となります。

晴れていても風が強い日は上陸できないので、長崎滞在の早い日程で予約しておくと振り替えの余地が残ります。

やまさ海運では上陸できなかった場合、上陸料の全額と乗船料の一部が返金される仕組みでした。

以下、当日の流れとなります。

軍艦島上陸ツアー 集合場所・受付

やまさ海運の受付は長崎港ターミナルの窓口です。

窓口は出航の45分〜60分前に開くので、座席にこだわるなら早めに並ぶのがオススメです。

午前便は朝早くの受付となります。

長崎港ターミナルへ向かう港の散歩道

長崎駅から徒歩圏内なので家族で歩いて向かいました。

長崎港ターミナルの外観

受付開始時間ピッタリに到着すると既に長蛇の列ができていました。

軍艦島上陸ツアーの受付に並ぶ列

進行方向右側に観光対象が集中しているため、席どりのために団体客が列をなしていました。

長崎港の桟橋に並ぶ乗船客

長崎駅周辺の宿泊施設を拠点にすると港まで歩いて向かえるので朝の受付にも間に合わせやすいです。

(今回は長崎駅前の「Coruscant Hotel 長崎駅1」に宿泊しました。)

以下、船内の様子となります。

軍艦島上陸ツアー 船内・航路

乗船は長崎港ターミナル近くの元船桟橋からでした。

乗船した船は二階建てで上はテラス席となっていました。

二階建ての軍艦島ツアー船

進行方向右側はもちろん、左側も満員でした。

満員の船内

長崎港にかかった大橋をくぐって端島(軍艦島)を目指します。

長崎港にかかる女神大橋

軍艦島までは観光クルーズをしながら向かいます。

軍艦島上陸ツアー 長崎港の造船所

湾内には大きな造船場があり、造船中の船を見ることができました。

長崎港の造船所

戦艦大和の姉妹船を造船した造船所もあり、呉観光の記憶も蘇りました。

長崎港の造船所のクレーン

大和の姉妹艦「武蔵」は長崎の三菱重工業長崎造船所で建造されました。

途中、潜水艦が出ているような岩の横を通りながら軍艦島を目指します。

潜水艦のような形の岩

軍艦島上陸ツアー 高島と双子岩

軍艦島の手前にある島は今はリゾート地となっており、石炭が廃坑になってからは観光業で生計を立てているそうです。

軍艦島の手前にある島

大きな双子岩を越えるといよいよ目的地が近づいてきます。

軍艦島へ向かう途中の双子岩

遠くに見えるは軍艦島です。

船上から遠くに見える軍艦島

荒天はもちろん、風が強い日も上陸できないので船内には緊張感が走りました。

近づいてきた軍艦島

軍艦島上陸ツアー 上陸・見学

訪問日は運良く上陸許可がおりて上陸することができました。

軍艦島に上陸したツアー参加者

島内で歩けるのは整備された見学通路のみで、見学ポイントは3つに分かれていました。

ガイドさんの説明を聞きながらグループで見学する形式でした。

軍艦島の見学通路

軍艦島上陸ツアー 第1見学ポイント

一際目立っていた学校跡地が迫力満点でした。

軍艦島の学校跡地

地上9階建てで当時国内最大級の集合住宅だった65号棟はまだ原型をとどめていました。

原型をとどめる65号棟

寄りで見ると所々崩れてきており、立ち入り禁止なのも納得でした。

崩れかけた建物の外壁

手前には炭鉱時代に石炭を運搬していたコの字型の足場がまだ残っていました。

石炭を運搬していた足場の跡

目線を上げると当時三菱の社宅となっていた廃墟が小高い丘にありました。

小高い丘の上に残る社宅の廃墟

右を見ても、左を見ても廃墟に囲まれています。

廃墟に囲まれた見学通路

軍艦島上陸ツアー 第2見学ポイント

続いて、見学第2ポイントへ向かいます。

第2見学ポイントから見た廃墟

近くから見るのと遠くから見るので廃墟の印象が変わるのが不思議でした。

遠くから見た軍艦島の廃墟

自然の中で長時間人工物が放置されるとどうなるかを見て取れるのが印象的でした。

自然に侵食される軍艦島の建物

海側の壁面は結構ボロボロです。

海側の崩れた壁面

内部もだいぶ崩れている建物もありました。

内部が崩れた軍艦島の建物

ガイドさんを先頭に次のポイントへ移動します。

ガイドを先頭に移動するツアー参加者

居住エリアはもちろん、炭鉱エリアも見学できるので様々な建物を楽しめました。

軍艦島の炭鉱エリアの建物

途中、石炭を洗うために海水を引いていたポイントを足元に見ることができました。

石炭を洗うために海水を引いていた跡

当時の様子を知れる貴重なポイントでした。

炭鉱時代の設備跡

軍艦島上陸ツアー 第3見学ポイント

最後の見学ポイントへ向かいます。

第3見学ポイントへ向かう通路

廃墟の中から廃墟が見える光景。

廃墟の中から見える廃墟

最後のポイントからは集合建物が楽しめました。

軍艦島の集合住宅群

軍艦島には1916年に建てられた日本最古の鉄筋コンクリート造の高層アパート「30号棟」も残っています。

建物の間から見える奥の建物がたまりませんでした。

建物の間から見える奥の建物

最盛期の1960年頃には5,000人を超える人々が島内に暮らしており、当時は世界一の人口密度だったといわれています。

当時の様子を思い浮かべながら見学をします。

軍艦島の集合住宅の廃墟

まだ、階段が残っている建物もありました。

階段が残る軍艦島の建物

全てのポイントを見学し終えると来た道を戻ります。

見学を終えて桟橋へ戻る通路

上陸中は見学通路から離れられないので、撮りたい建物は見学ポイントごとに撮っておくのがオススメです。

軍艦島上陸ツアー 周遊

行きと同じグループが最初に乗船するスタイルで今度は進行方向左側がびっちり埋まっていました。

帰りの船内

さらば、軍艦島。

船から見た軍艦島

他の上陸ツアーの船が近海で待機していました。

軍艦島の近海で待機する他社のツアー船

風が出てきていましたが無事上陸できたようでした。

軍艦島に上陸する他社のツアー船

今回参加したツアーでは最後に軍艦島の周りを周遊してくれました。

周遊する船上から見た軍艦島

上陸をして見学した建物の裏側にも目が行きます。

海側から見た見学した建物の裏側

上陸時には見えなかった建物も裏側からだと見れました。

海側から見た軍艦島の建物群

島内唯一の神社があった場所には祠だけが残っていました。

端島神社の祠

丘の上にある給水塔も裏側から見れました。

丘の上の給水塔

学校の校舎も全体像が見えて迫力がありました。

海側から見た学校の校舎

実際に上陸した後に改めて周りを見ることで軍艦島の全体像が見えました。

軍艦島の全景

上陸と周遊の両方を体験できるので、軍艦島を初めて訪れる方には向いているコースでした。

軍艦島デジタルミュージアム

軍艦島上陸ツアーと合わせて軍艦島デジタルミュージアムもオススメです。

軍艦島デジタルミュージアムの外観

上陸ツアーでは見学通路から外観を見るだけなので、島内の様子を知りたい方に向いている施設でした。

以下、アクセスと館内の詳細となります。

軍艦島デジタルミュージアム アクセス

「軍艦島デジタルミュージアム」は長崎市松が枝町にある施設です。

長崎電気軌道(路面電車)の「大浦天主堂」電停から徒歩1分です。

大浦天主堂やグラバー園にも歩いて行けるので、南山手エリアの観光と合わせて回れます。

料金や営業時間は「公式サイト」で事前に確認してみてください。

軍艦島デジタルミュージアム 館内

オランダ坂近くにある施設でデジタルで軍艦島を楽しめる施設でした。

軍艦島デジタルミュージアムの館内

館内ではVRやプロジェクションマッピングなどで軍艦島を紹介しています。

当時の部屋が再現されており、写真撮影もできました。

再現された軍艦島の当時の部屋

デジタル空間で軍艦島を再現したコーナーでは外からしか見れなかった島内を巡れて楽しかったです。

デジタル空間で再現された軍艦島

VR体験コーナーや巨大スクリーンに映像を投影した作品もあり、子供達が喜んでいました。

巨大スクリーンに投影された軍艦島の映像

立入禁止区域の映像も見られるので、上陸ツアーで見た建物の内部を知ることができます。

上陸ツアーの前に寄ると予習に、後に寄ると答え合わせになります。

軍艦島上陸ツアー まとめ

ここまで軍艦島上陸ツアーと軍艦島デジタルミュージアムについてまとめてきました。

  • 上陸ツアーは複数の会社が運航。やまさ海運は運航の歴史が最も長い
  • 風や波の基準を超えると上陸できない
  • 見学ポイントは3つ。進行方向右側の席が人気
  • 上陸後の周遊で島の裏側や全景も見られる
  • デジタルミュージアムでは立入禁止の島内をデジタルで巡れる

世界遺産の廃墟を自分の目で見たい方や長崎の歴史に触れたい方には向いているツアーでした。

上陸できるかは当日の天候次第なので、日程に余裕を持って予約してみてください。

皆さんのお出かけの参考になれば幸いです。

 

 

長崎駅近くの宿泊施設についてはこちら。

上陸ツアーの受付がある長崎港ターミナルへは長崎駅から歩けるので、駅周辺の「Coruscant Hotel 長崎駅1」のような宿泊施設を拠点にすると移動しやすいです。
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