工場見学

【見学】赤城乳業の工場見学で「ガリガリ君」について学んできた

赤城乳業の工場見学ってどんな感じかな?大人も楽しめるかな?

赤城乳業の工場見学に興味のある方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

「赤城乳業」の工場見学に参加した様子

※「本庄千本さくら5S工場」の見学に参加

実際に赤城乳業の工場見学してきた経験をベースに書いています。

  • 赤城乳業 基本情報
  • 赤城乳業 工場見学
  • 赤城乳業 お土産

についてまとめました。

皆さんのお出かけの参考にしていただければ幸いです。

赤城乳業 工場見学 アクセス

赤城乳業の工場見学は埼玉県本庄市で開催されています。

工場の壁面には大きな「ガリガリ君」の看板が掲げられているのが目印です。

関越自動車道の「本庄児玉IC」から約7km(車で約15分)の立地にありマイカーでも訪問できます。

電車の場合はJR「本庄駅」とJR「児玉駅」から工場前まで「朝日バス」が運行しています。

「本庄駅」から出ているバスが「児玉駅」を経由して工場前バス停まで繋がっていました。

本庄駅の方が大きい駅となっており、インフォメーションセンターで情報収集もできます。

また、インフォメーションセンター内に「ガリガリ君」のブースもあるのでお土産も購入できます。

一方、児玉駅のバス停は児玉駅から少し離れた場所にあるのでご注意ください。

下車するバス停は「赤城乳業千本さくら工場」でバス停下車すぐ工場入り口があります。

「千本さくら」の名の通り工場の周囲には千本の桜の木が植えられていました。

赤城乳業工場見学はネットから予約可能です。

訪問したときは「平日のみ開催」となっていました。開催情報に関しては「最新情報」を確認して予約してください。

以下、赤城乳業 工場見学の詳細になります。

赤城乳業 工場見学

赤城乳業の工場見学は開始時間まで待合室で待機します。

エントランスを入ると「ガリガリ君」がお出迎えしてくれました。

エントランスのマットレスも「ガリガリ君」デザインになっており赤城乳業ワールド全開でした。

待合室前は2Fなのですがエレベーターのデザインも「ガリガリ君」です。

エレベーターの内装も「ガリガリ君」で子供達が早速大喜びでした。

待合室には赤城乳業の製品を模したオブジェが配置されており、待ち時間も楽しめました。

ガリガリ君」のガチャガチャもあり、早速子供達に「おみくじガチャガチャ」をせがまれました。

定刻になると工場見学のガイドさんが案内を始めてくださいます。

赤城乳業の工場見学は大きく分けて下記の行程で進みました。

  • 赤城乳業 ヒストリームービー
  • 赤城乳業 製造工場見学
  • 赤城乳業 ガリガリ君広場

以下、各行程の詳細となります。

赤城乳業 工場見学 ヒストリームービー

赤城乳業の工場見学は「ヒストリームービー」から始まりました。

ガリガリ君」の製造秘話や赤城乳業の歩みについての予備知識に関するヒストリームービーとなります。

まずはじめに「赤城乳業の歩み」について説明がありました。

赤城乳業は「赤城山」から名をとっており「裾野の広いビジネスを展開したい」という思いが込められているそうです。

「みせる工場」を目指して、工場の壁面にイラストを描いているそうです。

FSSC国際基準を満たした工場で「製薬会社と同じ基準」です。

また「1日約300万本のアイス」を生産する能力もあります。

続いて「ガリガリ君」の製造秘話について説明がありました。

赤城乳業のロングセラーかき氷アイス「赤城しぐれ」を子供用に作ろうとしたのが起源です。

赤城しぐれ」を棒につけて固めたのですが「滑り落ちてしまう!」「袋の中で崩れてしまう!」などの声に応える形で今の「ガリガリ君」の形となりました。

その改善過程が現在の製造工場の随所に散りばめられています。

ここでムービーは終わり、実際にその製造過程の見学に移ります。

赤城乳業 工場見学 製造工場

赤城乳業の工場見学入口はガリガリ君のイラストになっています。

工場見学順路には「隠れガリガリ君」が存在しているので探しながら見学するのも楽しいです。

(入口横の順路案内板も「隠れガリガリ君」になっています。)

以下の順で見学が進みました。

  • 検査室
  • 作業着展示
  • ヒストリーコーナー
  • ソフトクリーム製造ライン
  • カップ・パフェ製造ライン
  • ガリガリ君製造ライン

以下、各工程の詳細です。

赤城乳業 工場見学 検査室 作業着展示

まずは「赤城乳業の安全対策」について見学して次の工程へ進みます。

赤城乳業の品質最後の砦「検査室」から見学は始まります。

抜き打ちでラインからアイスを抜き取り、潰して溶かした形でシャーレに入れて検査しています。

18時間も培養して雑菌が繁殖していないかなどを検査しているそうです。

また、作業着展示コーナーでは実際の作業に触って体感できるエリアとなります。

工場外、工場内に各環境で服を分けて衛生管理されています。工場内用服は袖口が二重構造となっており、雑菌などを持ち込まない構造になっているので清潔です。

作業着にはICチップが埋め込まれおり、各環境の服装管理と共に工数管理も徹底されています。

赤城乳業 工場見学 ヒストリーコーナー

赤城乳業のヒストリーコーナーには「歴代の赤城乳業の商品」が並べられていました。

昔の「アタリ棒」も展示されており、ガイドの方の説明がありました。

昔は「アタリ」の本数が数本でしたが、今は景表法の範囲内となっています。1990年には「カブト君とクワガタ君」のアイスキャンペーンでは応募すると本物のカブトムシとクワガタが当たっていた。

「衝撃の3部作」の展示もあり、闇歴史を自虐的にいじっていました。

(ナポリタン味、シチュー味、コンポタージュ味を指し、味が評判となりすぐに販売停止になった伝説の3部作です。)

この後はいよいよ製造ラインの見学になります。

各工程でちょくちょく見る記号ですが下記を指します。

  • FLは「容器タイプ」のアイスのライン
  • VLは「棒タイプ」のアイスのライン

余裕があれば頭の片隅に入れて見学してみてください。

では各アイス製造ラインの詳細について見ていきます。

赤城乳業 工場見学 ソフトクリーム

赤城乳業の製造ライン見学は「ソフトクリーム」の製造ラインからでした。

見学時はワッフルコーンを製造しており、1時間9,000個の生産能力があるそうです。

最初、内側にソフトクリームコーティングすることでコーンをサクサクにする工夫がされています。ソフトクリームを巻く時は液体窒素で形を整えながら巻いていくことで綺麗な形を保ちます。

巻いた直後はマイナス40度で40分をかけてゆっくりと凍らせます。

その後は「滑らかな食感」を実現するために「スパイラル急凍」で冷やします。

マイナス35度で1時間以上かけて冷やし、出荷されていきます。

赤城乳業 工場見学 パフェタイプ

続いては「パフェタイプ」の製造ライン見学でした。

大量生産を可能にするために「トンネル急凍」で冷やしていきます。

大量に加え「多種類」の製品生産が可能なので、梱包は人力で実施するそうです。

一部、棒タイプのアイスも梱包が人力となっているものがあるということでした。

続いてはいよいよ「ガリガリ君」の製造ラインです。

赤城乳業 工場見学 ガリガリ君

ガリガリ君」は「アイスクリームミックス」と呼ばれる2つの液体が素になっています。

  • 濃い色のアイスクリームミックス
  • 薄い色のアイスクリームミックス

これらが適材適所で使われれて私たちの知る「ガリガリ君」となっています。

2種類のアイスクリームミックスの利用途について、製造ラインを見ながら学べました。

赤城乳業 工場見学 アイスクリームミックス 製造

まず、原材料となる「水・砂糖・果汁・水飴」を混ぜてアイスクリームミックスを作ります。

圧力をかけて均質化することでアイスクリームミックスの原材料の粒を細かくして「なめらか」にします。

均質化したアイスクリームミックスは加熱殺菌された後、一気に5度まで温度を下げられます。

赤城乳業 工場見学 アイスクリームミックス 貯蔵

加熱殺菌されたアイスクリームミックスは2度まで冷やされて「エージング室」で貯蔵されます。

貯蔵タンクは1本当り8,000リットルのアイスクリームミックスが保存されています。エージング室内には貯蔵タンクが36本あり「ガリガリ君」約3,600万本分の量になります。

貯蔵されたアイスクリームミックスはここで2種類に分けられます。

  • 「濃い色」のアイスクリームミックス
  • 「薄い色」のアイスクリームミックス

それぞれのアイスクリームミックスの使われ方について見ていきます。

赤城乳業 工場見学 アイスクリームミックス 型入れ

まず「濃い色」のアイスクリームミックスの用途について説明していきます。

濃いアイスクリームミックスはマイナス32度以下に冷やされた容器に注がれます。

特殊な容器は液体が注ぎ込まれた後も一定温度が保たれる構造になっています。

外側が凍って固まった段階で内部に残った液状のアイスクリームミックスは吸い出されます。

これで「ガリガリ君」の外側部分は出来上がりです。

赤城乳業 工場見学 アイスクリームミックス かき氷

続いても「濃い色」のアイスクリームミックスの利用途についての説明です。

一塊135kgある氷を削って「濃い色」のアイスクリームミックスを混ぜ合わせて「かき氷」を作ります。

削氷室で実際に氷の塊が運搬される様子も見学できます。

ここで作られた「かき氷」はひとつ前の工程で作られた「型」に流し込まれます。

この工程のおかげで「ガリガリ君」特有の2層食感が味わえるようになっています。

赤城乳業 工場見学 棒入れ

型に入った「アイスクリームミックスで作られたかき氷」にアイスの棒を刺していきます。

「あたり棒」については一定の当たり率になるよう、他の棒に定期的に紛れさせています。なので、製造者も所在はわからず購入後に開封されてから「アタリ」が初めてわかります。

かき氷に棒を刺した状態ではまだ不安定なので蓋をしていきます。

赤城乳業 工場見学 アイスクリームミックス フタ

ここで「薄い色」のアイスクリームミックスが登場します。

「薄い色」のアイスクリームミックスを型に注ぎ込み冷やすことで「かき氷」と「アイスの棒」を接着します。

しっかりと固まったところで型から「ガリガリ君」を引き抜きます。

この際、型に水をかけて引き抜くことで型崩れを防いでいます。

引き抜かれた「ガリガリ君」は少し乾かしながら次の梱包工程へ移送されていきます。

この製造ラインは1分間に「350本(1時間21000本)」生産でき、これが5ラインありました。

赤城乳業 工場見学 梱包

ガリガリ君」のパッケージは機械が全自動で梱包していきます。

ビニールのパッケージは「ロール」になっており、1ロールで9,000本分になります。

ファミリータイプの梱包も全自動で梱包されていました。

ガリガリ君」の梱包は「フジキカイ」の全自動梱包機械を使っていました。

梱包された「ガリガリ君」は最後に検査されます。

モニターで金属探知機、X線検査を通して異物混入を検査します。合格したものは箱詰めされます。

箱詰めされた商品は自動冷凍倉庫へ送られます。

赤城乳業 工場見学 自動冷凍倉庫

箱詰めされた「ガリガリ君」はベルトコンベアーで自動冷凍倉庫(マイナス30度)に送れます。

アイスの棒を抜き取ってから約5分で自動冷凍室まで運ばれます。

その後、専用の冷凍車で各地へ出荷されて私たちの手元に届きます。

赤城乳業の製造工場見学はここまでとなります。

続いて、赤城乳業のガリガリ君広場へ向かいます。

赤城乳業 工場見学 ガリガリ君広場

赤城乳業の製造工場見学の後はお待ちかねの体験ゾーンです。

アイス食べ放題やガリガリ君ワールドにどっぷり浸かれる広場となっています。

広いスペースとなっており写真撮影が唯一許されているエリアとなります。

天井にもガリガリ君がいました。

まず広場について案内されるのが「アイス食べ放題」の案内です。

もちろん見学してきた「ガリガリ君」も色んな味が用意されています。

その他にも赤城乳業のアイスクリームがずらっと並んでいます。

おかわりは自由で好きなアイスを食べ放題でした。

アイスを食べながらガリガリ君ワールドにも浸ることができます。

奥の寝ているガリガリ君は手を振ると目を覚まします。

ガリガリ君おみくじもあるのでぜひ運試ししてみてください。

お土産コーナーもあり限定の「ガリガリ君」グッズをゲットできます。

願掛けコーナーもあり、お札の代わりにアイスの棒でした。

ガリガリ君のプリクラもあるので興味のある方はぜひ。

定刻を迎え、再び順路を戻って待合室へ戻り見学が全て終了となります。

赤城乳業 工場見学 お土産

赤城乳業の工場見学の最後にはお土産があります。

大人用と子供用のお土産があり、外側の入れ物が少し違いました。

大人用は布製のバッグにガリガリ君マスクとクリアケースが入っていました。

子供用は子供が持ちやすいサイズのビニールの袋にクリアケースとマスクが入っていました。

ガリガリ君シールもいただきました。

最後までガリガリ君ワールドに浸らせてくれる素晴らしい工場見学でした。

以上、赤城乳業の工場見学の様子でした。

赤城乳業 工場見学 まとめ

ここまで「赤城乳業の工場見学」についてまとめてきました。

  • 赤城乳業の工場はJR「児玉駅」が最寄り駅
  • 赤城乳業の工場見学では「ガリガリ君」について学べる

子供はもちろん、大人も楽しめる工場見学でした。

特に子供は親しみのあるキャラクターがいるので楽しい工場見学だと感じました。

皆さんの旅の参考になれば幸いです。

 

 

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