成績/移籍/観戦(J.LEAGUE)

【2022】「J.LEAGUE division 3」シーズン振り返り

2022年の「J3」シーズンを振り返ります。

J3の過去シーズンに興味のある方へ向けた記事となります。

この記事でわかること

2022年の「J3」シーズンの様子

実際に「J3」の試合を観戦した経験をベースに書いています。

  • 2022 J3 総評
  • 2022 J3 成績
  • 2022 J3 来季展望

についてまとめました。

新シーズンをより楽しむための振り返りとなります。現地観戦したチーム別の振り返りページへのリンクを添えたので併せて覗いてみていただけると幸いです。筆者の主観が入っている点はご了承いただけると幸いです。

皆さんのお出かけの参考にしていただければ幸いです。

2022 J3 総評

2022年「J3シーズン」は「いわきFC」と「藤枝MYFC」が見事J2昇格となりました。

シーズン序盤は「鹿児島ユナイテッドFC」が昇格争いをリードしていましたが中盤戦で「いわきFC」が首位に躍り出てそのまま優勝しました。

2位争いは「鹿児島ユナイテッドFC」がリードしていたものの終盤で「藤枝MYFC」が見事逆転し、自動昇格枠を勝ち取りました。

ベストイレブンには昇格をした「いわきFC」の選手が5名選出され、「藤枝MYFC、鹿児島ユナイテッドFC」からも複数選出されました。

得点王には17得点でいわきの有田稜選手が輝き、J3初代MVPにも選出されました。

J3とFリーグの二刀流で話題を集めた横浜Y.S.C.Cの松井大輔選手は16試合出場で2得点を記録しました。

2022年J3シーズン優勝を果たした「いわきFC」はリーグ最多の「72得点」と最少の「23失点」という結果を持ってJ2へ挑戦します。

こちらも初J2初挑戦となる「藤枝MYFC」と共にJ2でどこまで通用するのかが今から楽しみです。

また、J1・J2・J3の各リーグの総チーム数が20ずつ(合計60チーム)に達ししたため、2023年から「J3とJFL(日本フットボールリーグ)との入れ替え制度」が実施されることになりました。

J3とJFLの間には「プロ」と「アマチュア」という大きなキャズムが存在し、クラブ存続に関わる残留争いが繰り広げられそうです。

2022 J3 成績

2022年「J3」の成績になります。

  • チーム成績
  • 選手成績

について振り返っていきます。

2022 J3 チーム成績

2022年「J3シーズン」の成績になります。

  • 「いわきFC」がJ3優勝、「藤枝MYFC」が準優勝で両チームがJ2昇格

以下、シーズン成績詳細となります。

チーム
1 いわき 76 23 7 4 72 23
2 藤枝 67 20 7 7 58 29
3 鹿児島 66 21 3 10 55 39
4 松本 66 20 6 8 46 33
5 今治 60 18 6 10 55 40
6 富山 60 19 3 12 55 48
7 愛媛 52 14 10 10 51 41
8 長野 52 14 10 10 42 41
9 宮崎 46 12 10 12 45 47
10 八戸 43 14 1 19 32 46
11 福島 42 11 9 14 37 45
12 鳥取 41 12 5 17 55 56
13 北九州 40 11 7 16 41 45
14 岐阜 37 10 7 17 43 53
15 沼津 31 8 7 19 27 46
16 YS横浜 28 8 4 22 25 66
17 讃岐 27 6 9 19 27 49
18 相模原 25 6 7 21 31 50

レギュレーション

参加数:18チーム
試合数:34試合(総当り)
昇格クラブ:上位2クラブ

※交代は5名以内(交代回数はハーフタイムを除き3回まで)

2022年のJ3リーグは降格制度はありませんでした。

2022 J3 選手成績

2022年に新設されたJ3MVPには「有田稜選手(いわきFC)」が選出されました。

ベストイレブンにはJ3優勝した「いわきFC」から最多の5名が選出されました。

続いて、得点ランキングとなります。

J3初代MVPの有田稜選手が17得点で見事得点王にも輝きました。得点率が30%を越えており、高い決定力が目立つ結果となりました。

以下、2022年J3リーグにおける10得点以上の選手TOP10です。

選手名 得点 得点内訳
シュート数 得点率
1 有田稜 17 51 33.33%
2 藤岡浩介 16 44 36.36%
3 石川大地 15 76 19.74%
3 有田光希 15 54 27.78%
5 岡田優希 14 57 24.56%
6 横山暁之 13 50 26.00%
7 中川風希 12 76 15.79%
7 千葉寛汰 12 38 31.58%
7 米澤令衣 12 64 18.75%
10 横山歩夢 11 81 13.58%

チーム成績が振るわなかったものの岐阜の藤岡浩介選手、鳥取の石川大地選手の健闘が光る結果となりました。

特に鳥取の石川大地選手は終盤にハットトリックを達成するなど今後の活躍のキッカケを掴むシーズンとなりました。

新スタジアムが完成した今治の中川風希選手、千葉寛汰選手も得点ランキングに名を連ねており、来季の躍動が楽しみです。

また、2022年J3リーグのアシストランキングも調査しました。

宮崎の徳永裕大選手が13アシストで最多となりました。直接シュートにつながったラストパス数も「72」を数え、チームのチャンスを多く演出した結果を残しました。

以下、2022年J3リーグアシスト数上位選手TOP5です。

(一部数値は「Football LAB」を参照)

選手名 アシスト アシスト内訳
LP数 アシスト率
1 徳永裕大 13 72 18.06%
2 嵯峨理久 9 64 14.06%
3 近藤貴司 8 42 19.05%
3 横山暁之 8 49 16.33%
5 木村祐志 7 50 14.00%
5 川﨑一輝 7 47 14.89%

(LP数:シュートに直結したパス数)

嵯峨理久選手(いわき)、横山暁之選手が上位におり、やはりJ2昇格の立役者となっていました。

また、次点となってしまった鹿児島からは木村祐志選手が下位チームの讃岐から川崎一輝選手がアシスト上位にランクインしました。

結果を出した選手たちの移籍情報を含め、来季の動向にも注目です。

2022 J3 来季展望

2022年「J3シーズン」は「いわき、藤枝」が昇格し、J2からは「琉球、いわて」が降格しました。

その結果、来季は下記チームがJ3に参戦します。

チーム 昨季順位
FC琉球 21(J2)
いわてグルージャ盛岡 22(J2)
鹿児島ユナイテッドFC 3
松本山雅FC 4
FC今治 5
カターレ富山 6
愛媛FC 7
AC長野パルセイロ 8
テゲバジャーロ宮崎 9
ヴァンラーレ八戸 10
福島ユナイテッドFC 11
ガイナーレ鳥取 12
ギラヴァンツ北九州 13
FC岐阜 14
アスルクラロ沼津 15
Y.S.C.C.横浜 16
カマタマーレ讃岐 17
SC相模原 18
奈良クラブ 1(JFL)
FC大阪 2(JFL)

来季の自動昇格争いは「琉球、いわき」の降格組に加え、次点となった「鹿児島」や自力がある「松本」が争いそうです。

新スタジアムが完成した「今治」やJ2在籍経験のある「富山、愛媛」あたりが上位をうかがう展開になりそうです。

「長野、宮崎、八戸、福島」は序盤から勝ち点を重ねて、夏場以降に上位を狙える位置につけたいところです。

「鳥取、北九州、岐阜」はJ2昇格を狙うには正念場のシーズンとなりそうです。

特に「岐阜」は昨年大型補強を敢行したものの結果が出ず、来季はターニングポイントとなりそうです。

「YS横浜、讃岐、相模原」は昨季のままの編成だと中位以上が現実的な目標になりそうです。

「奈良、FC大阪」のJFLからの新規参入組はまずはJ3残留を目標に勝点を積み上げていきたいです。

選手やスタッフの入れ替わりが激しく昨季の結果が全く参考にならないのが「J3」です。

来季からJFLとの入れ替えも始まり、残留争いが生活に直結するリーグとなりました。

来季はJ3の「昇格争い、残留争い」から目が離せません。

2022 J3 まとめ

ここまで2022年「J3」についてまとめてきました。

  • J3(2022)は「いわきFC」「藤枝MYFC」がJ2昇格
  • 来季から「FC琉球」「いわきグルージャ盛岡」がJ3に降格
  • 来季から「奈良クラブ」「FC大阪」がJFLからJ3リーグに新規参入

皆さんの旅の参考になれば幸いです。

 

 

サッカー観戦のまとめ情報はこちら。

観戦ガイド
【初心者でも安心】サッカー観戦の楽しみ方(座席選び、持ち物、タイムテーブルを解説)

続きを見る

その他過去シーズン成績まとめ情報はこちら。

過去成績まとめ
【J.LEAGUE】過去シーズンまとめ(天皇杯、Jリーグカップも振り返り)

続きを見る

スポンサードリンク

-成績/移籍/観戦(J.LEAGUE)
-

error: Content is protected !!